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[社説] 突然起こるかも知れない米朝対話、「コリア・パッシング」がないように

[社説] 突然起こるかも知れない米朝対話、「コリア・パッシング」がないように

Posted August. 24, 2017 10:05,   

Updated August. 24, 2017 10:15

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、外交部と統一部の業務報告を受け、「韓半島問題は直接の当事者である韓国が主導的に解決し対処しなければならない」とし、徹底した主人意識と国益中心で接近することを強調した。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、「北朝鮮の核問題や北朝鮮問題に関連するすべての事案で韓米間の協力を維持し、北朝鮮核問題の平和的解決に向けて努力する」とし、「韓半島の平和体制構築など韓半島の恒久的平和の定着に向けた転機を作ることを推進する」と報告した。韓国が、「北朝鮮核問題の主人として平和的解決と平和定着の転機を作る」ということだが、状況は簡単ではない。

 

米財務省は22日(現地時間)、北朝鮮の核開発を助けた中国法人5社とロシア法人1社など10の企業と中国人1人、ロシア人4人など個人6人を新たに制裁対象とした。対北制裁に消極的な中国とロシアに対する圧力を止めないという警告を送ったのだ。トランプ米大統領は同日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を名指しして、「彼が私たちを尊重し始めた。おそらく肯定的な何かが起こる可能性がある」とし、米朝関係の好転の可能性を強く示唆した。これに先立ち、ティラーソン国務長官も、「近く対話が可能かも知れない」と述べた。北朝鮮に対して「最高の圧力」政策を堅持してきた米国が、ある瞬間「最高の関与」に急変し、私たちの目前で米朝対話が起こる可能性もある。

金委員長も、グアムへのミサイル発射を警告して8日後に化学材料研究所の現地視察で姿を現わし、核武装の意志は再度明らかにしたが、米国を直接的には非難しなかった。今月末まで続く韓米の乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)演習期間と北朝鮮政権樹立記念日の来月9日まで北朝鮮が挑発をしなければ、極度に緊張した韓半島情勢は予想よりも早く対話局面に転換する可能性がある。その場合、文字通り「コリア・パッシング(韓国素通り)」にならないよう徹底して備えなければならない。

米国は、アメとムチで北朝鮮を揺さぶっている。北朝鮮も脅威と柔和の局面を使い分け、韓国と米国に様々な信号を送っている。北朝鮮の労働新聞は23日、既存の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星1」に続き新型SLBM「北極星3」を開発中であることを公表した。韓国も、「制裁と対話」という多様なカードを手にして北朝鮮を相手にしなければならない。「核vs核」カードは戦術核の再配備がその一つだ。しかし、鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は22日、国会で「まったく検討していない」ときっぱり否定した。対話だけの一方的なアプローチで解くには、北朝鮮核問題は非常に厳重で緊迫している。