Go to contents

THE DONG-A ILBO Logo

安哲秀氏の大義名分のない代表出馬と「中道の道」

安哲秀氏の大義名分のない代表出馬と「中道の道」

Posted August. 04, 2017 10:50,   

Updated August. 04, 2017 11:12

한국어

野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前代表が3日、8・27全党大会の出馬を宣言した。安氏は出馬理由について、「私が生きようというのでは決してなく、党を生かさなければならないという切迫した思いのため」とし、「国民の党が崩れれば巨大二大政党の既得権政治が復活するだろう」と主張した。特に、極左、極右に対して「極中主義」という概念を強調し、左右の理念に偏らない中道政党として国民に食い込むには、自ら「党の顔」になるほかないと訴えた。

党を生かさなければならないという安氏の切迫感は理解できる。同党は、大統領選敗北後、どっちつかずの政党となり、国民の視線から外れたのは事実だ。第3党の運命かもしれないが、自由韓国党が党内の事情で、「正しい政党」が微々たる存在感で、しっかりと野党の役割を果たせない状況で、「国民の党」もバランスを取る第3党の役割を全く果たせなかった。その点で、党の創業者である安氏が再び前面に出てくることは意味がないわけではない。党のリーダーシップが不在の状況で、オーナーシップを持つ政治家が代表を担うことは、韓国の野党の歴史では往々にあった。

にもかかわらず、安氏がなぜこの時点で党代表への出馬を宣言したのか釈然としない。大統領選では中道・保守の票心を集め、一時は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を脅かした安氏だが、自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補にも押されて3位になった。大統領選敗北の最大の責任は、候補が負わなければならない。しかも「情報操作」問題で安氏を筆頭に同党が国民への謝罪文を発表したのは3日前だ。

「国民の党」を名実共に第3党に浮上させたのは左右の激しい対立に疲れた4・13総選挙の民意だった。しかし、同党はその後、弾劾政局を経て大統領選まで、中道政党の価値を見せていない。安氏と「極」と「中」という全く相応しくない造語まで出して中道の価値を強調したのは、今後、中道政党の道を歩むという考えだろう。代表に出馬するなら、中道の道が果たして何か十分に考えることを望む。