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好きなことをやっているのか

Posted March. 18, 2019 08:34,   

Updated March. 18, 2019 08:34

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「あることをうまくやるためには、最初は愛、その次はテクニックが必要である。私たちは平均的に良いテクニシャンになるように作られている。今や質問は、私たちがどれほど「愛」する事をするかに残されるだろう」(アントニ・ガウディ)

スペインの建築家アントニ・ガウディは、天才的な創造性でモダニズム建築学に大きく貢献したという評価を受ける。バルセロナには、グエル公園、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)、カサ・バトリョ、カサ・ミラなど、世界文化遺産に指定された氏の美しい作品が7件もある。ガウディの建築物を見ていると、彼の非凡さと建築、人生への情熱を感じることができる。彼は建築を非常に愛し、非常にうまかった。

仕事をして会う就活者たちに行う質問がある。これからやりたいことは何なのか、好きなことは何なのか。ほとんどは最初の質問に、特定会社の名前を挙げたり、特定職務を口にする。二番目の質問には、ほとんど回答できない。私たちは、成長しながら自分が何が好きかを探索して気づく過程を経るよりは、与えられたこと(勉強)をうまくこなす人になることのほうがより重要だと学んできた。また、与えられた問題を与えられた技術でよく解決するように教育を受けてきた。そのため、社会に出る準備をする学生たちが、本人が何が好きで何をやりたいのかわからないのは、あまりにも残念なことだが、当然なことではないかと思う。運良く好きなことをやり続けながら生きている私の経験においてでも、仕事は常に楽しいものではない。でも好きなことをするので、困難な状況でもあきらめず、継続していける原動力がある。

我々は、皆すでにあることを上手にできるようにプログラミングされている。だから大人になってからようやく、自分は何が好きでうまくできるかについて悩み始めた人たちは、本人が好きなことを見つけるまでさまよって見ることができればいいと思う。目の前に広がる複数の道のうち、自分が行きたい道はどこにでも行ける今が一番幸せな瞬間と言える。