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朴正煕生誕100年

Posted November. 14, 2017 09:23,   

Updated November. 14, 2017 09:57

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トランプ米大統領は8日、韓国国会で「おぞましい戦争の惨禍から立ち上がり、最も富強な国家の隊列に加わった」と述べた。大韓民国の国会で世界最強国の大統領が私たちを称賛した。文禄・慶長の役から300年以上、衰退し、日本の植民地に転落した。独立も自らの力で果たせず、分断と戦乱で灰になった国だ。この貧しい国を経済大国の隊列に引き上げた立役者は、誰がなんと言っても朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領だ。

◆朴氏の生誕100年を翌日に控えた13日、ソウル麻浦区上岩洞(マポク・サンアムドン)の記念館の前では、銅像の建立に賛成する側と反対する側の集会が開かれた。双方の間で軽い衝突もあった。高さ4.2メートルのこのブロンズの銅像は、世宗大王の像を作った彫刻家、金永元(キム・ヨンウォン)氏の作品だ。朴正煕大統領記念財団は、「銅像建立推進の会」が制作した銅像の寄贈書を受け取った。記念館は市有地を無償で借りて使用しており、ソウル市の審議を経て銅像を建てることができる。

◆1917年11月14日、朴氏は貧しい農村で生まれた。日本の植民地支配期に空腹をこらえて師範学校に通い、満州軍官学校と日本陸軍士官学校に行くために創氏改名をしなければならなかった。朴氏がクーデターを起こして政権を奪い、維新独裁をしたことは、憲政秩序を乱す過ちだった。しかし戦乱の廃虚の中で国民の飢えを解決し、政治混乱を正すリーダーシップはきわめて脆弱な状態だった。朴氏が、軍事政変で政権の座に就き、輸出主導と重化学工業の育成、外資導入戦略で韓国の歴史の流れを変えた。

◆「小さな巨人」鄧小平が開放と実用的リーダーシップで中国経済を盤石にしたように、朴氏は国家再建の驚くべきリーダーシップを見せた。1950年代から40の新生国でクーデターが起きたが「5・16」だけが国を富国強兵の道に導いたという評価を受けている。「朴正煕18年」の執権中、維新後、数年間がなかったなら良かった。「功7、過3」であれ、「功6、過4」であれ、朴氏は「大韓民国の奇跡」を作った立役者の1人であることに間違いない。歴史が功罪を評価するだろう。

崔英勲(チェ・ヨンフン)論説委員