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白人優越主義

Posted August. 14, 2017 10:07,   

Updated August. 14, 2017 10:14

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ミシェル・オバマ夫人は、米史上初の黒人ファーストレディとして国民の愛と尊敬を一身に受けた。ホワイトハウスを去った後、先月末、初めて公開席上に立った時、彼女は、「最も心の痛かった傷跡」について質問を受ける。すると、昨年11月にとある白人女性が自分を「サル」と嘲笑した発言に言及して、「最も消したい記憶だ」と答えた。

◆当時、ウェストバージニア州の公共機関で働いていたパメラ・テイラーは、ホワイトハウスの女主人の交替について、フェイスブックにこんな文を掲載した。「上品で美しく威厳のあるファーストレディを持つことになり、元気が出る。ハイヒールを履いた猿を見ることにうんざりする」。この言葉に「本当に笑ってしまった」というコメントで相槌まで打った小都市「クレイ」の市長は、結局辞任した。オバマ夫人は、「8年間、この国のために懸命に働いたのに、肌色のためにいまだ私を認めていない人がいた」と嘆いた。

◆米社会の白人優越主義は依然根強い。ファーストレディでさえ肌色による人種差別は避けられないというのが厳然たる現実だ。12日(現地時間)、バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義のデモ隊が引き金となった暴力事態を見ても分かる。ナチスシンボルの旗を振って、「血と領土」などのスローガンを叫んだ極右団体のデモにより、バージニア州に非常事態が宣言された。ドナルド・トランプ大統領は、「このひどい憎しみと偏見、暴力を最大限強力な表現で糾弾する」と、国民統合を訴えたが、逆風に当たった。この事態の原因を提供した白人優越主義者らをズバリ批判せず、曖昧に表現した発言だという批判だ。

◆「進化論の父」と呼ばれるチャールズ・ダーウィンのいとこであるフランシス・ゴルトンは1883年、「人間の能力とその発達探求」という本を発行した。似非科学に分類される「優生学」の出発点である。ドイツのヒトラーは、アリアン族の優秀性を強調して、これを民族浄化の口実に使った。白人は神が選んだ人種だと信じる時代錯誤的主張が、21世紀に蘇ったという事実に背筋が寒くなる。不満と分裂を煽る政治のためだろうか。憎しみと敵意・不穏なウイルスが地球村を蝕んでいる。