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絆創膏のように付けるだけで遠隔健康診断が可能に、国内研究グループが無線電子皮膚を開発

絆創膏のように付けるだけで遠隔健康診断が可能に、国内研究グループが無線電子皮膚を開発

Posted July. 11, 2017 09:49,   

Updated July. 11, 2017 09:56

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スマートフォンとワイヤレスで接続できる「無線電子皮膚」を、韓国国内研究グループが世界で初めて開発した。人間の肌の上に貼っておくだけで、様々な生体情報を24時間確認できるので、簡単な遠隔診療が可能になるものとみられる。

大邱慶北(テグキョンブク)科学技術院(DGIST)のチャン・ギョンイン・ロボット工学専攻教授チームは、米イリノイ大学のジョン・ロジャース教授チームと共同で、無線通信基盤人工電子皮膚の開発に成功したと、10日明らかにした。皮膚のように伸びる上、弾性のある物理的電子皮膚はたびたび開発されてきたが、電子機器を内蔵して無線通信が可能なように開発されたのは初めてだ。

研究チームは、植物の蔓の構造を模倣して、微細な電気が流れる「電導線」を電子肌の中に刻み込んだ。スプリング構造の高伸縮性伝導線、超軟性材料の新素材を利用して、コンピュータの基本構造を備えることができた。薄くてやわらかい上、絆創膏のように簡単に付けることができ、爪よりも小さい超小型電池一つを接続すれば、数日間動作する。

研究チームは、電子肌を人の胸部に貼り、心電図と呼吸数を収集して、これをスマートフォンに転送することに成功した。基本的健康状態を24時間確認できるようになったことで、心臓疾患患者、高齢者など、頻繁に健康チェックが必要な患者らに遠隔診療サービスを提供できるものと期待される。チャン教授は、「収集した生体情報を、人工知能技術を用いて分析すると、今後、より多様な健康診断が可能になるだろう」と話した。



전승민 チョン・スンミン記者 enhanced@donga.com