先月24日、慶尚南道南海郡金山(キョンサンナムド・ナムへグン・クムサン)一帯の閑麗(ハンリョ)海上国立公園で鳥を観察していた国立公園管理公団調査チームはびっくりした。
普段はなかなか目にできない八色鳥を発見して観察していたところ、八色鳥が若いヘビをとる姿を発見したからだ。八色鳥は絶滅危機野生鳥類(2級)である。森林破壊により、個体数が激減して、世界で2500〜1万匹ほどしか残っていない。八色鳥は、主に暗い湿った谷や原生林に生息している。国内では済州島(チェジュド)と巨済島(コジェド)、慶尚南道南海郡金山の一帯などで発見された。
そんな八色鳥がカメラに捉えられたうえ、ヘビまで取ったので、調査チームを驚かせたのだ。韓国文化研究院の学術資料(1964年発刊)には、「ヘビは八色鳥の親鳥を恐れている」という内容が書かれている。しかし、実際は八色鳥が蛇を餌として与える姿は、鳥類研究家らにも発見されなかった。そのため、八色鳥は雛にミミズだけを餌として与えると知られている。
閑麗海上国立公園のムン・ミョングン事務長は、「八色鳥が雛を保護するために、孵化後に残った卵の殻を食べる場面も捉えた」と言い、「八色鳥の分布を精密に調査して、生息に妨げになる要因を除去していきたい」と明らかにした。
金潤鍾 zozo@donga.com