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夫が家事に背を向ける韓国、共働きはOECD平均の半分

夫が家事に背を向ける韓国、共働きはOECD平均の半分

Posted July. 04, 2017 09:37,   

Updated July. 04, 2017 09:43

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韓国男性の1日平均の家事労働時間は1時間にも達せず、経済協力開発機構(OECDD)加盟諸国の中では最下位であることが分かった。共働き世帯の割合もOECD平均の半分に過ぎなかった。

3日、雇用労働部がOECDの統計と韓国労働パネル調査を活用して発表した「子どもを持つ親の雇用状況」によると、韓国男性の一日平均の家事労働時間は45分で、調査対象国である26カ国の中では最下位で、OECD平均(138分)の3分の1の水準にすぎなかった。これにより、韓国男性の家事分担率は16.5%で最下位であり、OECD平均(33.6%)の半分にも及ばなかった。

特に、OECD加盟諸国の中で、男性の家事労働時間が1時間未満の国は韓国が唯一だった。1ランク上の日本は62分で、1時間をようやく超えた。会社の仕事と家事とを合わせた総労働時間を基準に計算すれば、OECD加盟諸国の女性は男性より、一日平均21分多く働くが、韓国女性は、男性より34分も多く働いている。一方、デンマークとノルウェーなどは、男性が女性より総労働時間が長いことが集計の結果分かった。

男性が家事をしないので、共働き家庭の割合(29.4%)はOECD平均(58.5%)の半分ぐらいだった。OECD加盟諸国は、夫と妻の両方が全日制で働く共働き家庭が41.9%で最も多く、夫婦の一方だけが働く家庭(30.8%)、「全日制+パートタイム(16.6%)」の順だったが、韓国は夫婦の一方だけが働く家庭(46.5%)が最も多く、次いで全日制共働き(20.6%)、全日制+パートタイパートタイム(8.8%)の順だった。

一方、低賃金女性労働者の割合は、韓国がOECDの中で最も高いことが分かった。OECDによると、2015年基準で低賃金女性労働者の割合は37.6%で、比較可能なOECD16カ国の中で首位だった。高学歴女性の目線に合う仕事が足りない上、高学歴女性が働き続けても、子育てなどで男性労働者より低い賃金しかもらえないためとみられる。



柳聖烈 ryu@donga.com