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江南~仁川空港を地下鉄で一度で行く

Posted June. 14, 2017 08:38,   

Updated June. 14, 2017 08:38

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早ければ2020年から、仁川(インチョン)国際空港からソウル江南(カンナム)まで乗り換え無しに、一度で地下鉄で行くことができるようになる。仁川国際空港鉄道とソウル地下鉄9号線とをつなぐ事業の難題である列車費用の負担問題が事実上解決されたためである。

13日、国会国土交通委員会所属の野党自由韓国党の金聖泰(キム・ソンテ)議員室によると、ソウル市は先月、国土交通部に対し、「空港鉄道直結(直接連結)用9号線車両の発注計画」を通知した。1編成当たり6両基準で、計4編成となる。遅くとも2019年に導入されるこの列車は、地下鉄9号線と空港鉄道区間を走る。

9号線と仁川空港鉄道とを直接つないで運行するという構想は、二つの路線の建設を推進した1998年に出た。2007年に仁川国際空港~金浦(キムポ)空港の空港鉄道が開通し、2009年に9号線の開花(ケファ)~新論峴(シンノンヒョン)区間が開通された時、両路線の線路は、金浦空港駅からつながっていた。政府とソウル市は、空港鉄道と9号線を早ければ2009年、遅くとも2012年には直接連結すると公言した。しかし実現できなかった。

問題は、「車の費用を誰がより多く負担するか」だった。電力供給方式の異なる空港鉄道と9号線に、ともに対応できる車両8個の編成が必要だった。ソウル市は、自ら負担すべき4つの編成費用281億ウォンをすべて国費から支給するよう要求した。国土部は、都市鉄道の国費支給基準に基づいて、このうち40%(112億ウォン)だけを支給すると反論した。このようなもめごとが続き、2009年以来、8年以上も国土部とソウル市は連結線路を事実上放置してきた。利用客だけが不便を強いられた。

結局、ソウル市が一歩下がった。列車を先に発注して連結路線に投入した後、費用分担は後で突き詰めることにした。

2020年頃、直接連結路線が運行を開始すると、列車は、9号線の金浦空港~報勲病院駅(2018年開通)区間の急行駅だけに止まり、空港鉄道区間はすべての駅に止まる。交通費も安くなる。仁川国際空港駅~新論峴駅の料金は、今年基準で4250ウォンだ。リムジンバスの1万6000ウォンより74%も安い。



徐亨錫 skytree08@donga.com