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星州THAADレーダー、北朝鮮ミサイルを初めて捕捉

星州THAADレーダー、北朝鮮ミサイルを初めて捕捉

Posted May. 17, 2017 08:39,   

Updated May. 17, 2017 08:40

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慶尚北道(キョンサンプクト)の星州(ソンジュ)基地に配備された高高度防衛ミサイル(THAAD)の探知レーダー(AN/TPY2)が、北朝鮮が14日に発射したKN17新型中距離弾道ミサイル(IRBM・火星12)の飛行軌跡を捕捉したことが確認された。THAAD レーダーが北朝鮮ミサイルを捉えたのは初めて。

韓民求(ハン・ミング)国防部長官は16日、国会国防委員会に出席し、「在韓米軍に確認した結果、星州現地に配備された(THAAD)レーダーも(KN17を)探知したと報告を受けた」と明らかにした。「(KN17の)発射方向が日本の北方で、THAADレーダーの探知距離(600キロ)から外れたが、どのように探知したのか」と問う金鍾大(キム・ジョンデ)正義党議員の質問に、韓長官は「これまで(THAADレーダーの)探知距離は600~800キロと言われてきた」とし、「(先月26日に)星州に配備されたTHAAD戦力が5月1日から(実戦運用)能力を持ち始めたのは事実だ」と述べた。

そして、北朝鮮の新型IRBMが、先月の太陽節(金日成生誕日)の軍事パレードの時に公開された新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されるミサイル3種類の1つと同じ形だが、ICBM級ではなく、最近電話で会談した日本の稲田朋米防衛相も韓国側の評価結果に同意したと説明した。また、「北朝鮮が(核・ミサイルで)韓国を攻撃する兆候が確かな場合、被害を減らすために先制攻撃できる」と強調した。

国防部は同日、国会の報告資料で、北朝鮮のミサイル発射から2分後の午前5時29分に海軍のイージス駆逐艦が最初に捉え、空軍の弾道弾早期警報レーダー(グリーンファイン)も探知したと明らかにした。グリーンファインレーダーは、KN17が大気圏に再突入した後、海上に落ちるまで落下の全過程を捕捉したという。



尹相虎 ysh1005@donga.com