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韓国に生存する南北離散家族は6万1322人

韓国に生存する南北離散家族は6万1322人

Posted May. 04, 2017 08:34,   

Updated May. 04, 2017 08:36

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北朝鮮に血縁を残してきた離散家族が高齢化で急激に減少し、生存者が6万1000人に過ぎないことが分かった。

3日、統一部の離散家族情報統合システムによると、2017年3月31日現在生きている離散家族再会申請者数は6万1322人で、一月前より315人減った。一ヶ月で321人が死亡し、6人が新たに離散家族の再会を申請したことによるものだ。政府は、再会申請者を基準に離散家族の規模を集計している。実際の離散家族の規模はこれよりはるかに多いが、政府が別途に集計できる方法がない。

離散家族の申請が始まった1988年から今年3月まで、北朝鮮家族との再会を申請した人は13万1172人である。このうち半分以上の6万9850人が死亡したことになる。昨年だけでも3378人が亡くなった。

生存者6万1322人の現在の年齢は、90歳以上が19.4%(1万1863人)、80代が43.0%(2万6366人)、70代が22.7%(1万3944人)、60代が8.3%(5079人)、59歳以下が6.6%(4070人)となっている。59歳以下の申請者は、韓国戦争後韓国で生まれた離散家族2、3世が、顔を知らない北側の家族に会いたいと申請したケースだ。北朝鮮にいる家族の類型は、夫婦・両親・子供が44.7%(2万7428人)で最も多く、兄弟・姉妹が41.6%(2万5484人)、3親等以上の肉親は13.7%(8410人)だ。

政府集計によると、1985年の南北初の離散家族再会から最後の再会行事が開かれた2015年10月まで、家族と再会できた事例は4185件で、1万9928人だった。また、3748人は画像での再会を、679人は手紙を交換した。このほか、生死確認に成功した事例は7970件で、5万7567人である。



周成河 zsh75@donga.com