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ソウル大公園のイルカ2頭が「20年ぶりの帰郷」

ソウル大公園のイルカ2頭が「20年ぶりの帰郷」

Posted April. 22, 2017 09:11,   

Updated April. 22, 2017 09:12

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ソウル大公園で飼育していたミナミハンドウイルカ2頭が故郷である済州(チェジュ)沖合いに戻る。

海洋水産部は、ソウル市や海洋環境管理公団と共に約20年間、ソウル大公園の海洋館で飼育していたオスのミナミハンドウイルカ「金騰(クムドゥン)」と「大浦(テポ)」を7月頃、済州の海で返すことにしたと、21日明らかにした。

今回戻されるイルカは、1997年と1998年に、済州で漁業網に引っ掛かって捕獲された。発見された村(金騰里、大浦里)から名を取ってきた。済州イルカショーの業者に利用されていたが、、1999年と2002年にソウル大公園に移された。

放流決定は、国内では済州沿岸だけで生息するミナミハンドウイルカの生息数を増やすための措置だ。済州沿岸には、ミナミハンドウイルカ約100頭が生息している。人間の年齢では23〜26年生まれと推定される金騰と大浦は健康状態が良く、まだ繁殖が可能なものと判断される。ミナミハンドウイルカの平均寿命は30〜35年ほどだ。

イルカの放流は今回が初めてではない。2013年、「チェドリ」がアジアで初めて放流された。海洋水産部は、金騰と大浦の飼育期間が約20年に及ぶだけに、野生適応訓練を慎重に進める計画だ。餌の捕獲など現地適応が順調に進めば、来月、済州に移した後、7月頃に放流する予定だ。



朴星民 min@donga.com