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肺がん診療総合病院89所のうち80所が「1等級」

肺がん診療総合病院89所のうち80所が「1等級」

Posted April. 18, 2017 08:39,   

Updated April. 18, 2017 08:40

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「沈黙の殺人者」と呼ばれる肺がんの治療は、どこの病院で受けるのがいいのだろうか。韓国国内の総合病院以上の医療機関では、概ね優れた治療を受けることができることが分かった。

17日、健康保険審査評価院の「2016年第3次肺がんの適正評価結果」によると、全国89ヵ所の上級総合病院と総合病院のうち、80箇所(89.9%)が最高等級である1等級が付けられた。特に上級総合病院42箇所はすべて1等級だった。これは、2015年1月から12月までに肺癌患者10人以上を診療した病院を対象に、診断や手術が正確だったか、化学療法は適切だったかなどを評価して、5つの等級を付けた結果だ。

今回の評価で、1等級医療機関の数は地域によってその差が大きかった。医療機関が集中しているソウルと京畿(キョンギ)は、それぞれ25ヶ所と21所に達した。慶尚(キョンサン)地域も17箇所で多い方だった。一方、忠清(チュンチョン)は7カ所、全羅(チョンラ)は6カ所であり、江原(カンウォン)と済州(チェジュ)地域はそれぞれ2カ所だった。1等級医療機関の現状は、東亜(トンア)ドットコム(www.donga.com)から確認できる。

ソウル医療院と江原大病院は3等級を、韓一(ハンイル)病院や漢陽(ハンヤン)大学九里(クリ)病院、翰林(ハンリム)大学春川(チュンチョン)聖心病院、光州(クァンジュ)基督病院は4等級が付けられた。最下位である5等級が付けられたところは、カトリック聖パウロ病院、東国(トングク)大学慶州(キョンジュ)病院、清州(チョンジュ)聖母病院の3ヶ所である。2等級が付けられたところはなかった。

肺がんは、がんが進行するまでほとんど症状がなく、早期発見が非常に困難な癌として挙げられる。そのため、肺がんの5年相対生存率(2010〜2014年基準)は25.1%で、膵臓癌(10.1%)に次いで低い。肺がん患者4人中3人は、5年以内に死亡するという意味だ。

肺がん患者10人中9人は50代以上だった。60代は34.8%、70代は33%、50代は20.2%の順だった。男性患者の割合は69.7%で、女性患者(30.3%)の2倍を超えた。男性の喫煙率が女性より高いからである。

中央(チュンアン)大学病院胸部外科のパク・ビョンジュン教授は、「女性患者10人中9人は非喫煙者であるだけに、タバコを吸わなくても、45歳以上であるか、肺がんの家族歴があれば、定期的に検診を受けるのが望ましい」と話した。



金鎬卿 kimhk@donga.com