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女性雇用率56%、OECDで最下位圏

Posted April. 17, 2017 08:41,   

Updated April. 17, 2017 08:41

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韓国の女性雇用率が経済協力開発機構(OECD)の最下位圏にとどまるなど、雇用市場の「ガラス張り天井」の問題が依然として深刻であることが分かった。

16日、OECDによると、昨年の韓国の15〜64歳の女性雇用率は56.2%で、OECD平均(59.3%)より3.1%ポイントも低かった。これは35カ国のうち、トルコ(31.2%)、ギリシャ(43.3%)、メキシコ(45.1%)、イタリア(48.1%)、チリ(52.0%)、スペイン(54.3%)に次いで7番目に低い数値だ。先進諸国の中では、女性の社会進出が比較的活発でないことで知られているハンガリー(60.2%)、スロバキア(58.3%)、ポーランド(58.1%)などの東欧諸国よりも低かった。

一方、昨年の男性雇用率は75.8%で、OECD平均(74.7%)より1.1%ポイント高かった。韓国の男性雇用率は、2009年(73.6%)以来8年連続でOECD平均を上回っている。男女全体の雇用率は66.1%で、OECD平均(67.0%)より0.9%ポイント低かった。

女性の社会進出がこのように進まないのは、新入社員の採用で女性を敬遠する企業文化が依然変わっていないからだという指摘が出ている。女性たちが出産などで仕事を休んだ後、再就職できずにいる「経断女(キャリアが断絶した女性という意)」も影響を及ぼした。統計庁によると、2015年、20代以上の既婚女性のうち44.0%である696万人が、キャリア断絶を経験した。



千浩晟 thousand@donga.com