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ビンラディン暗殺作戦の米特殊部隊、韓米合同軍事演習に参加

ビンラディン暗殺作戦の米特殊部隊、韓米合同軍事演習に参加

Posted March. 14, 2017 07:32,   

Updated March. 14, 2017 07:33

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9・11テロの主犯であるオサマ・ビンラディン容疑者を殺害したデブグル(DEVGRU=Development Group、ネイビーシールズ・チーム6)をはじめとする米特殊戦部隊が韓米合同キーリゾルブ(KR)とトクスリ演習(FE)に過去最大規模で参加する。これらは韓国軍特殊戦部隊と有事の際、北朝鮮の戦争指揮部を攻撃し、核物質の貯蔵庫など大量破壊兵器(WMD)施設を掌握する訓練を実施する。

13日、軍筋によると、今月から来月末まで行われる2つの演習に米統合特殊戦司令部の陸海空軍(海兵隊含む)特殊戦部隊と合同特殊戦部隊所属の将兵が参加する。レンジャーやデルタフォース、グリーンベレー、デブグルなど米特殊部隊が網羅されたと同筋は伝えた。参加規模も例年は1000人ほどだったが今年は1500人を上回るという。別の消息筋は、「米特殊戦部隊員は戦時を想定して平壌(ピョンヤン)の深部に侵入し、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長など北朝鮮の戦争指導部の殺害や戦争指揮所の爆破、核・ミサイル基地の攻撃といった強度な訓練を行う」と話した。韓国軍特殊戦部隊とも合同訓練を実施し、その成果の検証・評価も行うという。

特に「デブグル」という別称を持つネイビーシールズ・チーム6(海軍特殊部隊)は、陸軍のデルタフォースとともに、「特殊部隊の中の特殊部隊」と評価される。2011年5月、オサマ・ビンラディン殺害作戦(作戦名・ネプチューン・スピア)もデブグルの「作品」だ。両部隊は、米大統領と国防長官の指揮を受けて人質救出や敵首脳部の殺害、WMD不拡散作戦を主に遂行する。軍関係者は、「韓米特殊部隊の大規模な連合演習は、韓国を狙った核・ミサイル攻撃の脅威を高める金委員長ら北朝鮮指導部に対する軍事的圧迫であり警告だ」と話した。

これに先立ち、日本メディアは、ネイビーシールズの隊員がキー・リゾルブに参加した原子力空母カールビンソンに搭乗して韓国近海で訓練していると報じた。

一方、軍当局は有事の際、金委員長殺害任務を遂行する特殊任務旅団(対北朝鮮斬首作戦部隊)を12月1日に創設するという。特任旅団は、特戦司令部隊員を中心に約1000人で構成される。この部隊を支援するために特殊侵入装備を装着したUH60とCH47ヘリコプター2個大隊で構成された特殊作戦航空団も年内に創設する計画だ。



尹相虎 ysh1005@donga.com