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南北統一後に腸チフスやインフルエンザが拡散する可能性、ソウル大学医学部が予測

南北統一後に腸チフスやインフルエンザが拡散する可能性、ソウル大学医学部が予測

Posted March. 13, 2017 08:40,   

Updated March. 13, 2017 08:48

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韓国と北朝鮮の感染症の流行パターンが30年以上も差があるため、南北統一などで人的交流が突然活発になれば、腸チフスやインフルエンザなどが大幅に広がりかねないという分析が出た。ソウル大学医学部の統一医学センターは12日、北朝鮮の保健医療分野の現状について調査分析した教科書「統一医療:南北の医療協力と統合」を発刊したと明らかにした。

教科書によると、脱北してから10年が経っていない成人1200人のうち病気を患っている割合は64.1%で、同年齢の韓国住民の3.4倍だった。1990年代の「苦難の行軍」の時に経済事情が悪化した後も、無償医療政策にこだわったせいで保健医療インフラが事実上崩壊したためだ。執筆陣は、「北朝鮮内の人口1000人当たりの医師の割合は3.3人で、韓国(2.26人)より高いが、製薬業の崩壊で病院も薬を処方できなくなると海外から直接薬を調達する権力層以外の絶対多数は、事実上、治療をあきらめなければならない構造となっている」と診断した。

センターは、準備がないまま統一を迎えれば感染症が大流行することもありうると懸念している。北朝鮮では、1980年代以降、韓国では珍しくなった腸チフスやパラチフスが依然流行しており、逆に韓国では、北朝鮮がまだ予防接種や治療薬の処方体系を備えていないインフルエンザが流行している。互いに免疫システムを備えていない状況で、人的交流が大量に起きることになれば、患者が急増しかねないという分析だ。



趙健熙 becom@donga.com