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GTXを水原まで延長、30分以内にソウルに通勤

GTXを水原まで延長、30分以内にソウルに通勤

Posted March. 07, 2017 08:32,   

Updated March. 07, 2017 08:34

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政府は、早ければ2025年までに、ソウルの内外郭を循環する環状型鉄道網2つを建設する案を推進している。首都圏に循環鉄道網が構築されるのは、1984年のソウル地下鉄2号線の開通以来初めてのことだ。これにより、京畿道(キョンギド)や仁川(インチョン)の人口の60%がソウルの主要地域に30分以内に到達できるなど、「首都圏30分通勤時代」がぐんと近づくものと見られる。

6日、国土交通部(国土部)の関係者は、「京畿北部と西南圏の断絶した鉄道網を繋いで、これを首都圏広域鉄道(GTX)と連携させることを推進している」と明らかにした。また国土部は、金井(クムジョン=京畿道軍浦市)~議政府(ウィジョンブ)間で予定されているGTX・C路線を、京畿道水原(スウォン)まで延長運行することを検討している。これにより、場所によっては、首都圏の主要都市を乗り換え無しで一度に行き来できるものとみられる。

環状型鉄道網は、「通勤戦争」に悩まされている首都圏住民らの高速鉄道へのアクセス性を高め、GTX事業効果を最大化させるためのものだ。従来のGTXの3つの路線は、駅周辺の居住者でなければアクセスが難しいという指摘を受けてきた。2014年の予備妥当性調査で、GTXのB、C区間のコスト比便益(B/C)がそれぞれ0.33点と0.66点が付けられた理由の一つでもある。便益が1.0を超えなければ、事業性が落ちるという評価を受ける。

環状型鉄道網構築事業の最大の期待効果は、通勤時間の短縮だ。韓国交通研究院によると、2つの環状型鉄道網が完成すれば、京畿道水原や安山(アンサン)からソウル江南(カンナム)までの通勤時間は、現在の平均1時間前後から30分へと半分に短縮されると試算された。国土部の関係者は、「通勤時間帯のソウルを含む首都圏の車両の平均速度は時速20キロ前後に過ぎない」とし、「現状では、道路拡張や新設などによる通勤時間の短縮には限界があり、環状型広域鉄道網を通じて交通量を分散させるのが効率的だ」と語った。



朴星民 min@donga.com