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北朝鮮人権を扱った小説集『告発』、13日にハングル改訂版出版

北朝鮮人権を扱った小説集『告発』、13日にハングル改訂版出版

Posted February. 07, 2017 08:26,   

Updated February. 07, 2017 08:38

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北朝鮮の人権問題を扱った北朝鮮の匿名作家の小説集『告発』改訂版が13日に出版される。タサンブックスは6日、「昨年この本の英米版『The Accusation』初版(ペーパーバック)の現地出版を機に表紙のデザインを新しくしたハングル改訂版を出すことにした」と明らかにした。

『告発』は、北朝鮮体制に対する批判と風刺を含む短編小説7編をまとめた本だ。北朝鮮の朝鮮作家同盟中央委員会所属の作家バンディ(仮名)が書いたとされる同書の初版は、作家のいとこが脱北した際持ってきた原稿をもとに2014年5月、チョカプチェドットコムで出版された。タサンブックス関係者は、「もっと多くの読者にこの本を紹介しなければならないという思いに初版の出版社が同意し、著作権協議がスムーズに進んだ」と話した。

同書の英米版翻訳は昨年、小説『菜食主義者』を翻訳して作者の韓江(ハン・ガン)氏とともに英ブッカー賞のインターナショナル部門を受賞したデボラ・スミスさんが務めた。『告発』英米版は先月、英国作家団体「ペン(PEN)」が選定する翻訳賞受賞作の一つに選ばれた。『告発』英米版は3月初めに出版される予定だ。



孫宅均 sohn@donga.com