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写真を掲載して車両修理を入札、周辺の駐車場料金と比較

写真を掲載して車両修理を入札、周辺の駐車場料金と比較

Posted January. 14, 2017 08:41,   

Updated January. 14, 2017 08:49

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スマートフォンのアプリケーション(アプリ=応用プログラム)「カダク」は、車体に損傷ができた時に便利だ。ドライバーが車両の損傷部位の写真を掲載すれば、カダクに登録された修理業者らが修理の見積書を送ってくれる。

写真を掲載して見積書を受け取るまでの時間は平均7分。ドライバーは、提示された見積もりと修理業者の位置などを比較して修理業者を選ぶ。修理業者が競争入札に参加する方式なので、ドライバーが法外な代金をねだられる恐れは少ない。車両修理経験の少ないドライバーには嬉しいニュースといえる。このアプリは、特に輸入車利用者には便利だ。輸入車は、メーカー別の専従修理工場が国内に多くない。修理費用が高すぎて、利用に負担を感じることも事実だ。

カダクアプリは、2013年初頭に初めて発売された。今は一日平均300〜400件の修理依頼が寄せられている。アプリと同じ名前の開発会社「カダク」によると、現在、輸入車ドライバーのうち30%以上がカダクアプリを利用している。カダクのイ・ジュンノ代表は、「自動車関連スマートフォンアプリは、多様に開発されざるを得ない」と話した。

自動車は基本的に、動くという特性を持っている。自動車がいる場所が変わるので、運転者がサービスを必要とする場所も違ってくる。移動性を持つモバイルを通じて、運転者とサービス提供業者とをつなぐプラットフォームサービスが便利な理由でもある。また、車両修理や整備だけでなく、中古車購入など様々な分野で、運転者は十分な情報を持っていない場合が多い。このような情報不足から来る不便を、アプリ基盤サービスで解消できる。

イ代表は昨年7月、カダクアプリに「カダクウォッシュ」という新しいサービスを追加した。カダクと連携した複数の業者が、車両内外部の状態を新車のように仕上げてくれるサービスだ。微細な汚染物質までを除去する洗車に、ガラス窓の撥水コーティングやタイヤコーティングなどが加わっている。これまでのサービスが修理だったなら、カダクウォッシュは維持管理に焦点を当てている。イ代表はまた、オンラインのみを通して車を購入できるサービスも考えている。氏は、「消費者の信頼を確保できるシステムのみ整備されれば、アプリを通じて車両購入を含め、様々な関連サービスの価格を下げ、利便性を向上させることができるだろう」と明らかにした。

車両整備と共に、駐車場を探す時も役立つアプリがある。運転者なら誰もが見知らぬところに行ったとき、駐車場を探せず苦労した経験がある。思わず目に付いた駐車場に入ったため、とんでもない料金を払わされた経験もある。「パークヒア」、「皆の駐車場」、「アイパーキング」などの駐車場関連アプリを利用すれば、運転者が希望する時間や場所で利用できる駐車場を探すことができる。駐車料金を比較して駐車場を予約することも可能だ。

中古車売買のためのアプリも進化している。中古車取引を仲介する大型業者らが運営するアプリのほか、運転者が直接中古車を売れるように支援するアプリもある。「バイカー」アプリは、運転者が自分の中古車情報を写真と一緒に掲載すれば、ディーラーたちが見積もりを出して応札するサービスを提供する。最近は、大手金融会社各社も中古車取引アプリサービスに次々と参入している。

給油金額や維持費などを入力して「車計簿」として使える「カーストーリー」などのアプリも、運転者が簡単に利用できる。「マカロン」アプリは、走行距離を分析して、エンジンオイルやタイヤ、冷却水、自動車部品の整備予定日を教えてくれる。「オンディルカー」アプリは、チューニングメーカーから見積もりを受けて相談できるアプリだ。



韓友信 hanwshin@donga.com