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徐秉洙釜山市長、金海新空港案に「受け入れ」表明も辞任は否定

徐秉洙釜山市長、金海新空港案に「受け入れ」表明も辞任は否定

Posted June. 28, 2016 07:27,   

Updated June. 28, 2016 07:32

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「残念な気持ちがなくはないが、今は地域対立を解消して、国民和合に向け、政府が決定した『金海新空港』を前向きに受け入れたい」

釜山(ブサン)の徐秉洙(ソ・ビョンス)市長(写真)は27日、釜山市役所のブリーフィングルームで記者会見を開き、嶺南(ヨンナム)圏新空港が金海(キムへ)空港の拡張に決まったことを受け入れる旨を明らかにした。氏は、「金海新空港は嶺南圏の共栄協力の求心点であり、これから100年間の共同繁栄の始まりになるよう、力を合わせるべきだ」と主張した。

「新空港誘致」を巡って激しく対立してきた嶺南圏の複数の地方自治体が、分裂した世論を急速に戻す空気となっている。2014年に市長に立候補した時から、「加德島(カドクド)新空港誘致に市長職をかける」と主張してきた市長だが、真っ先に立場を変えている。氏は、「加德新空港誘致が、24時間運営が可能な上、安全な国際関門空港だったことを考慮すれば、金海新空港の成功如何によっては、約束は破棄されるものではない」とし、「辞任はしない」と公式に明らかにした。

蔚山市(ウルサンシ)の金起炫(キム・ギヒョン)市長も同日、「金海新空港の安着のために力を合わせるべきだ」と明らかにした。氏は、「大局的な立場で、金海空港の拡張案を受け入れるべきだ」とし、「今は新空港建設を巡って起きた対立を振り払い、嶺南圏の複数の自治体が力を合わせて、政府案が必ず実現されるように力を合わせるべき時期だ」と語った。慶尚南道(キョンサンナムド)の洪準杓(ホン・ジュンピョ)知事も、「受け入れ」方針を明らかにした。洪知事は自分のフェイスブックに、「金海新空港と密陽(ミルヤン)新空港候補地との直線距離は、わずか25キロだ。だから、たとえ、『政治的決定』とはいえ、これを受け入れた」という書き込みを掲載した。

大邱市(テグシ)の權泳臻(クォン・ヨンジン)市長や慶尚北道(キョンサンブクド)の金寬容(キム・グァンヨン)知事も、「条件付き受け入れ」の方に気持ちを固めた。権市長や金知事は、「金海空港拡張が新空港の代案になるという客観的結果が出る時まで、政府決定の受け入れを見合わせざるを得ない」としながらも、「金海空港の拡張が新空港の念願を盛り込むことができれば、蜜陽だけにこだわらない」と語った。

蔚山=チョン・ジェラク記者



부산=조용휘기자 silent@donga.com · 울산=정재락기자 釜山=チョ・ヨンフィ記者  raks@donga.com