19日、ソウル市によると、恩坪区(ウンピョング)の旧疾病管理本部の敷地に建設されるソウル記録院は、地下2階、地上5階建て、延べ面積が1万5004平方メートルの規模となる。地下の1、2階には専門保存スペースが、地上1〜3階には市民参加スペースが、4階には記録物作業スペースが設けられる。
専門保存スペースは、1910年代前半の土地関連記録から保存期間が30年以上の重要市政記録物、各時代の姿を盛り込んだ民間記録物など、100万点余りの記録物を管理、保存するところだ。市民参加スペースでは、資料閲覧だけでなく、保存過程も直接体験できる。
作業スペースには、毀損された記録物を専門家らが復元する記録物復元処理室を始め、文書や視聴覚資料など、様々な記録物を永久保存するために作業する電子磁気媒体作業室、視聴覚記録物処理室などが設けられる。
ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長は、「過去から現在までの全ての政策過程を記録した文書が、子孫らに素晴らしい記録遺産として伝えられ共有されることになるだろう」と語った。
황태호기자 ファン・テホ記者 taeho@donga.com