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漢江大橋に歩行橋を設置へ

Posted March. 21, 2019 08:22,   

Updated March. 21, 2019 08:22

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米国のニューヨーク・マンハッタンとブルックリンとを結ぶブルックリン橋は、歩道の下に車が通る複層構造となっている。ブルックリン橋のようなニューヨークの名物がソウルにもできるだろうか。

ソウル市がブルックリン橋を模して、漢江(ハンガン)を歩いて渡る歩行橋を作る。ソウル市は20日、龍山(ヨンサン)と鷺梁津(ノリャンジン)とをつなぐ漢江大橋に歩行専用橋を開通する「漢江大橋歩行橋を巡る基本構想案」を発表した。

1917年に開通した漢江大橋の元の名前は漢江歩道橋。名前のように人が歩く橋だった。しかし、韓国戦争勃発3日後だった1950年6月28日、北朝鮮軍の南下を阻止するために爆破された後、1981年に漢江大橋に名前を変えて車両中心橋に変わった。

漢江大橋の南端、すなわち総延長840メートルのうち、ノドゥル島(漢江歩道橋を建設するとき、川の真ん中に堤防を築いて作った人工島)を基準に鷺梁津方向の381メートルの区間は双子橋だ。各橋は、両側の手すりのアーチが空中で鉄骨構造に繋がるタイドアーチ(tied arch)型となっている。

ソウル市はこの双子橋の間、すなわち、一つの橋の右側のアーチと、他の橋の左側のアーチの間に長さ500メートル、幅10.5メートルの歩行橋を設置する計画だ。

漢江大橋の北端(ノドゥル島〜龍山区二村洞)は、アーチ構造ではなく、橋と江辺北路(カンビョンブクロ)が接続する部分に歩行橋を設置する適当なスペースが無いため、見合わせている。ソウル市側は、「漢江大橋の南端は、既存のアーチを活用して歩行橋を建設するのでコストは比較的少ないが、北端は歩行橋のための構造物を新たに立てなければならず、相当コストがかかる」とし、「北端は、今後アイデアを集めて連結方法を見つけたい」と説明した。

ソウル市は、来年初めに撤去する予定の鷺梁津高架車道の一部を残して、歩行橋と鷺梁津とを繋ぐ計画だ。鷺梁津高架車道は、再び近くの地下鉄9号線のノドゥル駅や漢江公園、ヨンボンジョン近隣公園など、鷺梁津一帯と歩道橋に繋がる。また、ノドゥル島の東と西を結ぶ歩行陸橋ともつなげる予定だ。ソウル市の関係者は、「こうすることで、鷺梁津から漢江大橋の歩行橋を通ってノドゥル島まで歩いて行くことができる」とし、「9月に公園をはじめとする複合文化空間としてオープンするノドゥル島に行くのがより楽になるだろう」と説明した。

ソウル市は5月、国際建築設計コンペティションを通じて歩行橋のデザインを募集し、審査を経て、最終候補作を選定後、今年中に着工する計画だ。計300億ウォンを投入して、2021年6月の開通を目指す。この関係者は、「築40年の橋を活用するだけに、歩行者の安全を最優先に考慮したい」と語った。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com