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メスを握る人が…10年以内に手術医師の「崖」が来る

メスを握る人が…10年以内に手術医師の「崖」が来る

Posted March. 15, 2019 08:46,   

Updated March. 15, 2019 08:46

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ソウルのとある大学病院で働くA教授(48・血管移植手術)は、最近、二日間も自宅に帰宅できなかった。13日の一日中、臓器移植手術を行い、ようやく暇を作って夕食を食べ始めたころ、大動脈が破裂した救急患者が運ばれてきた。患者の血を全身にかぶったまま、夜を明かして血管をつなぐと、14日に予約された手術が次々と待っていた。A教授が体を酷使するしかない理由は、高齢化で病院の手術患者は増えているが、手術する外科医が足りないからだ。最近、若い医師たちがつらくてお金にならない外科支援を嫌った結果だ。

保健福祉部によると、全国外科と胸部外科の専門医は、2017年基準で8299人である。このうち50代が2418人(29.1%)で最も多い。続いて40代(2231人・26.9%)、60代以上(2136人・25.7%)の順である。外科系では、実際メスを握って長時間手術ができる年齢を通常60歳未満とみなす。現在、手術できる医師は6000人ぐらいであるわけだ。しかし、2027年には2400人余りが手術の現場を去り、2037年は4600人余りが離れることになる。

一方、空席を埋める若い医師は、急激に減っている。外科と胸部外科の専門医資格を新たに取得する医師がこの5年間(2014~2018年)の推移を維持すると仮定すれば、手術現場に新たに流入する医師は、2027年までに1500人、2037年までに3200人で、引退予定の医師より1000人前後も少ない。医師がおらず、手術を受けられない「手術崖」の状況が現実に近づいている。


趙健熙 becom@donga.com