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日常がすべてコンテンツ…トレンドを追うより自分ならではの競争力を備えるべき

日常がすべてコンテンツ…トレンドを追うより自分ならではの競争力を備えるべき

Posted February. 09, 2019 08:46,   

Updated February. 09, 2019 08:46

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10代の1人メディアのブームが盛り上がっている。昨年12月に教育部と韓国職業能力開発院が発表した「2018小中等進路教育の現状調査」の結果によると、小学生希望職業の5位はインターネット放送進行者(ユーチューバー)である。法律専門家(7位)、歌手(8位)よりも順位が高い。小学生8597人がこのアンケートに答えた。最近は、数万人から数十万人までのチャンネル登録者を保有している10代のスターユーチューバーも続々登場している。10代の人気ユーチューバー2人の日常を調べた。

●友達とのパジャマパーティー、日常がコンテンツ

「こんにちは、マイリンです」

スマートフォンの録画ボタンを押すと、次々と言葉があふれ出た。自然な手の動きは、少々の放送関係者に劣らなかった。2015年に始まった個人放送「マイリンテレビ」の主人公であるチェ・リン君(13)は、76万人のチャンネル登録者を保有している人気ユーチューバーだ。中学入学を控えているチェ君は、「小学生向け大統領」「ユーチューブ界の劉在錫(ユ・ジェソク)」などと呼ばれている。昨年掲載した「夜12時、ママに内緒でラーメンを作って食べる」映像は、826万件を超えるクリック件数を記録している。

先月31日、ソウル城東区(ソンドング)にある自宅で会ったチェ君は、「パパと一緒にユーチューブの子供大会に出たが、映像を撮って掲載すればおもちゃをもらえると言われて始めた。クリック件数を上げる楽しみで着実にやったところ、最近は一日に書き込みだけで1000〜2000件が書き込まれる」と話した。

同年代の児童たちを主なチャンネル登録者として抱えているチェ君の日常は、すべてがコンテンツになる。友達とのパジャマパーティー、卒業プレゼントのやり取りなどを撮影して掲載する。同年代に人気のスライム、キャスター付きスニーカー(ヒールスニーカー)なども放送素材である。チェ君は、「コンビニ、文房具で人気の高いものを買って映像を撮ったり、ポータルサイトのトレンド検索機能もよく使う。最近何が人気かを比較きる」と話した。

1日に1アップロードを原則とするチェ君は、別途の台本なしに自分で放送を進める。撮影は主に父親のチェ・ヨンミン氏(48)がスマートフォンで行う。最初はチェ君が直接編集したりしたが、チャンネルの規模が大きくなり、編集担当者を1人採用した。家の中には、簡単な照明設備を備えたチェ君専用のスタジオも設けた。最近は、チェ君の母親もチャンネルを新たに作った。

10代のユーチューバーなら気になる学業との並行もあまり問題ないという説明だ。毎日アップロードをするが、映像の撮影は主に週末に集中的に行う。父親のチェ氏は、「6ヶ月ごとに成績公開をコンテンツに作ったところ、かえって成績も良くなったようだ。何よりも子供のコミュニケーション能力が良くなった」と説明した。チェ君は先月、プロバスケットボールの試合で始投も行った。目標は、チャンネル登録者の100万人突破。チェ君は、メンタリングなど様々な社会貢献プログラムにも参加する計画だ。

●登録者、コメントが活発な同い年に支えられる10代ユーチューバー

高校進学を控えたチェ・ヨンウさん(16)は、一人で放送撮影、編集などをすべて手掛けるケースだ。チェさんが運営する「ヨウリンテレビ」の登録者は現在5万人である。校内フェスティバル、スポーツ大会、アイドル歌手のコンサート観覧などの日常が主要コンテンツである。ラーメンの作り方、化粧法なども素材になる。

1日、京畿龍仁市(キョンギ・ヨンインシ)で会ったチェさんは、小学生だった2015年、個人放送を開始した。チャンネル登録者と直接コミュニケーションができることに魅力を感じた。チェさんは「どうしても10代は他の年齢層に比べて映像のクリックやコメントの投稿などが活発なだけに、(彼らを主要視聴者とする)10代のユーチューバーたちも競争力がありうる」と説明した。

校内での日常を主に映像で撮るチェさんは、現在事前同意を得た友達に限って、一緒に映像に出す。チェさん普段5~10分のビデオ編集に、10時間近い時間をかけたりする。自分のスマートフォンやミラーレスカメラだけで撮影するチェさんは、高価な撮影機器よりも編集を通じた補正作業を勧めた。

学業との並行が悩みだが、ユーチューバー生活は手放さないつもりだ。いまチェさんは、自分の経験を生かせるメディア映像関連学科への進学を目指している。大人になれば、ファッションなど、コンテンツを多様化したいという構想だ。

●「収入だけを見て始める職業ではない」

人気が高い分、関心が高いのが収入である。広告種類、視聴時間などに応じて策定価格は千差万別ではあるが、通常再生回数1件当たり約1ウォンの収益が発生すると試算する。実際億ウォン台の年収を手にする有名ユーチューバーも少なくない。影響力が高まったことで、最近は間接広告(PPL)も付く。登録者数に応じて関連映像1件に何百万、数千万ウォンの広告料を受けることもある。関連グッズ事業を行うチャンネルもある。マイリンテレビのチェ君は両親が、ヨウリンテレビのチェさんは自分が直接収入を管理する。

しかし、高い収入は、ユーチューバーの断面しか見るのではない。父親のチェ・ヨンミン氏は、「マイリンテレビも、誰もユーチューブの市場が形成されると思っていなかったときに開始したので、競争力があった。最初はチャンネル登録者100人を集めるのに3カ月以上がかかった」と説明した。ヨウリンテレビのチェさんも、「最初は情熱ペイにも及ばない。収入だけを見て始めれば、ユーチューバーという職業を正しく理解するなど難しい。悪性コメントなどへの準備も必要だ」と語った。チェさんはまた、「トレンドばかり追えば、自分ならではの競争力はなかなか持てない。同じ素材でも編集や背景音楽で差別化する方法をお勧めする」と話した。チェ君は、「何でも着実に掲載することが重要だ。映像が揺れれば、視聴者が不便を感じるので、幼い人たちには必ず三脚を用意するように助言したい」と語った。


姜泓求 windup@donga.com