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千里眼2A号がカラー映像を初めて送信

Posted January. 30, 2019 10:13,   

Updated January. 30, 2019 10:13

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韓国技術で製作した気象衛星「千里眼(チョンリアン)2A号」が、初めて地球を撮影した映像を送ってきた。気象庁は、千里眼2A号が26日撮影した映像を、韓国航空宇宙研究院と国家気象衛星センターの地上局で受信することに成功したと、27日明らかにした。千里眼2A号は、昨年12月5日、南米フランス領のギアナ宇宙センターから打ち上げられて、17日後に目標の静止軌道(3万6000キロ)に到達し、約1ヵ月間、外部の汚染物質除去作業を行ってきた。

千里眼2A号は、2010年に打ち上げられた千里眼1号より解像度が4倍良くなっている上、高画質カラー映像を18倍の速度で地上に送ることができる。千里眼1号は、白黒映像のみを撮影できた。また、地球全体を観測するのにかかる時間は、3時間から10分間隔へと大幅に減少した。韓半島を観測する時間は15分から2分間隔に短縮された。

気象庁は、千里眼2A号を活用して、リアルタイムで変化する台風の移動経路を正確に予測できると期待している。また、事前に予想しにくかった局地的集中豪雨を2時間前に探知し、粒子状物質や雲の移動などもより正確に観測できると明らかにした。


カン・ウンジ記者 kej09@donga.com