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曹渓宗、金剛山神溪寺にテンプルステイを推進

曹渓宗、金剛山神溪寺にテンプルステイを推進

Posted January. 17, 2019 08:57,   

Updated January. 17, 2019 08:57

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金剛山・神溪寺(クムガンサン・シンゲサ)でのテンプルステイが推進される。

大韓仏教曹渓宗(チョゲジョン)総務院長のウォンヘン僧侶(写真)は、ソウル鍾路区郵政局路(チョンノグ・ウジョンククロ)にある韓国仏教歴史文化記念館で16日開かれた新年会見で、「大統領府や文化体育観光部などの政府側と金剛山テンプルステイの開設のための協議を進めてきた」とし、「神溪寺を成功裏に復元した事例があるので、テンプルステイも可能だろう」と述べた。神溪寺は、楡岾寺(ユジョムサ)、長安寺(チャンアンサ)、表訓寺(ピョフンサ)とともに、金剛山の4大名刹と呼ばれた。2000年の6・15共同宣言以降、南北仏教界が共同で復元を推進し、2007年に完成を記念する法会が開かれた。

曹渓宗によると、テンプルステイの参加者は年間52万人であり、このうち外国人が7.4%を占めている。神溪寺にテンプルステイを開設すれば、国内外の観光客が訪れる平和の象徴となって、韓半島の平和にも役立つという説明だ。曹渓宗は、テンプルステイのためには、別途のスペースが必要なだけに、これを建築するための協議も一緒に行う方針だ

ウォンヘン僧侶は、「北朝鮮側の朝鮮仏教徒連盟のカン・スリン委員長が昨年、総務院長の就任お祝いのメッセージを送ってきた」とし、「来月中旬、金剛山で開かれる新年の民族共同行事で、北朝鮮側と相談したい」と語った。

曹渓宗は、仏教宗団協議会(宗団協)レベルでの南北交流も積極的に進める方針だ。ウォンヘン僧侶は、「北朝鮮は、妙香山普賢寺(ミョヒャンサン・ボヒョンサ)など60余の寺院を、伝統寺院として管理していることを聞いている」とし、「宗団協レベルでも、北朝鮮寺院の復元と交流のための事業を進めたい」と語った。釈迦誕生日に南北共同法会や伝統灯篭などの展示会も推進される。

宗団の内外から提起されてきた総務院長直選制の実施については、多少消極的な立場だった。ウォンヘン僧侶は、「直接選挙制が時代の要請であることは知っているが、律法の精神に合うかは、専門家の検討と内部議論が必要だ」と語った。

宗団内の百年大計本部には3つの委員会が設置され、変化と革新を主導することになる。僧侶福祉の強化、教区中心制の強化、仏教文化の暢達など、7大重点課題も提示された。


金甲植 dunanworld@donga.com