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韓国軍初のステルス機F-35A、3月末に到着

韓国軍初のステルス機F-35A、3月末に到着

Posted January. 14, 2019 08:39,   

Updated January. 14, 2019 08:39

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韓国空軍が運用する史上初のステルス戦闘機F‐35Aが3月末、2機を皮切りに次々に韓国に引き渡される。F‐35Aは世界最強のステルス戦闘機の一つに挙げられることから、空中戦力が劣勢な北朝鮮が「戦争装備の搬入」だとか「韓半島の平和定着に冷水を浴びせる行為」と主張して強く反発する可能性がある。

 

13日、軍関係者によると、韓国空軍に引き渡されるF‐35A、6機が最近出庫され、このうち2機が3月末頃、先に国内に来る。これに先立ち昨年3月、米テキサス州のロッキードマーティン工場では、F‐35A、1号機の出庫式が行われた。空軍は、3月末の2機を皮切りに、今年末までに韓国政府が米政府と契約したF‐35A、40機のうち約10機を韓国に搬入する計画だ。2021年までに40機すべて導入し、実戦配備を終える。

 

F‐35Aは、韓半島有事の際、北朝鮮の防空網を無力化し、北朝鮮上空にひそかに侵入できる奇襲攻撃戦力だ。2千ポンド(約900キログラム)級合同精密直撃弾(JDAM)を装着し、北朝鮮指揮部が隠れた地下バンカーなどの核心施設を焦土化できる核心戦力だ。

 

F‐35Aの韓国軍実践配備を公式化する戦力化行事は、F‐35Aが10機以上入ってくる今年末頃に行われるものと予想される。軍関係者は、「F‐35A、1機の飛行大隊は20機で構成されるのだが、このうち半分の約10機が来て、操縦士養成教育、戦術研究などが終わった後に実践配備を公式化できるだろう」と話した。

しかし、南北および米朝対話のムードを考慮して、北朝鮮への刺激を最小化する次元で戦力化行事だけでなく国内導入過程も非公開にする「ローキー(low-key)」で行われる可能性がある。昨年3月の1号機の出庫式の時も、空軍参謀総長の代わりに参謀次長が米現地に向かい、防衛事業庁長も参加しないなど、北朝鮮を刺激しないための措置を執った。にもかかわらず、北朝鮮は当時、F‐35A導入をめぐって労働新聞を通じて「反民族的犯罪行為」と非難した。


孫孝珠 hjson@donga.com