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元北朝鮮外交官の太永浩氏、「金正恩氏のソウル訪問、必ず実現させるべきだ」

元北朝鮮外交官の太永浩氏、「金正恩氏のソウル訪問、必ず実現させるべきだ」

Posted December. 06, 2018 08:22,   

Updated December. 06, 2018 08:22

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2016年夏に韓国に亡命した北朝鮮の太永浩(テ・ヨンホ)元駐英公使が、「政府が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のソウル答礼訪問を必ず引き出し、大韓民国の自由民主主義体制を学習させる機会にしなければならない」と主張した。

太氏は5日、野党「自由韓国党」の白承周(ペク・スンジュ)議員が国会で主催した「大韓民国の安保の光と影」討論会での基調演説で、「正恩氏が負担を感じないよう(政府が)ソウル答礼訪問を北朝鮮の非核化と結び付けてはならない」とし、このように話した。

 

太氏は、正恩氏の答礼訪問を推進している大統領府に対して、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が平壌(ピョンヤン)を訪問して数十万人の歓待を受けたからといって、韓国も人為的に歓迎ムードを作って大韓民国に存在しない姿を見せようとしてはならない」と強調した。そして、「光化門(クァンファムン)広場で白頭(ペクトゥ)称賛委員会と白頭守護隊の『正恩氏万歳』の声と白頭清算委員会の『金正恩世襲統治反対』の声が共に流れてくる、自由民主主義の混成4部合唱団の姿をそのまま見せなければならない」と述べた。太氏は、「正恩氏が核を放棄して和解と共存の道に進むなら、韓国が北朝鮮の住民も豊かに暮らせるようにすることができるということを、ソウル答礼訪問を通じて認識できるようにしなければならない」と付け加えた。

今後の非核化交渉については、「米国が1回目の米朝首脳会談で『信頼構築の後に非核化』という北朝鮮の論理が込められたシンガポール宣言に合意する試行錯誤を犯した」とし、「このため北朝鮮は有利な合意がなければ、2回目の米朝首脳会談に出てこないだろう」と見通した。そして、「北朝鮮が非核化の初期段階の措置である核施設の目録を先に申告しなければならない。これを通じて真意が立証されれば、制裁の部分的解除のような次の段階の措置に進まなければならない」と強調した。


洪禎秀 hong@donga.com