Go to contents

台風19号、6年ぶりに韓半島上陸か

Posted August. 20, 2018 08:46,   

Updated August. 20, 2018 08:46

한국어

台風19号(ソーリック)が23日、韓半島を上陸するものとみられる。台風の影響で猛暑は少し和らぐとみえるが、台風による被害が懸念される。

19日、気象庁によると、午後3時基準で中心気圧955hPa、強風半径330キロの強い「中型級」に成長した台風19号は、鹿児島南東側から北西に進んでいる。当初、済州道西帰浦(チェジュド・ソギポ)の東側の海上を通過して東海に抜けると予想されたが、進路が西方にずれ、韓半島を上陸するものとみられている。「ソーリック」は、ミクロネシアでつけられた名前で、「伝説の族長」を意味する。

 

予想経路どおりなら、23日午前に全羅南道海南(チョンラナムド・ヘナム)付近に上陸した後、北東に進み、翌日24日、東海北部に抜ける予定だ。ユン・ギハン気象庁通報官は、「北太平洋高気圧が西の方角に張り出しているため、台風の経路がさらに西に向かい、西海岸に抜ける可能性もある」と話した。

 

韓半島を上陸する台風は、2012年以来6年ぶり。今夏に発生した12個の台風のうち唯一韓国に影響を及ぼした台風7号(プラピルーン)は内陸に上陸せず、東海上を通過した。

台風の上陸で歴代最高水準の猛暑は和らぎ、干ばつや緑藻などの被害の解消が期待されるが、強風と豪雨によって全国的に大きな被害が懸念される。22日、済州島を皮切りに、23、24日に全国的に大雨が予想される。台風19号と移動経路が似ている2002年の台風15号(ルーサー)は、246人の死傷者と5兆ウォンを超える財産被害をもたらした。気象庁は、「特に済州島と南海岸は、大雨とともに最大瞬間風速は40m/s以上の非常に強い風が吹くため、施設の管理に格別に注意してほしい」と呼びかけた。

週末に少し和らいだ猛暑は、台風が上陸するまでは再び猛威を振るうものとみえる。20日の昼の最高気温が、全州(チョンジュ)で35℃、ソウル、光州(クァンジュ)で34℃まで上昇し、内陸地方を中心に猛暑警報と注意報が予想される。また、一部の地域では、再び熱帯夜となり、蒸し暑さは続く見通しだ。


金喆仲 tnf@donga.com