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「北朝鮮官僚も自宅でカーテンを下ろしてハリウッド映画を密かに鑑賞」

「北朝鮮官僚も自宅でカーテンを下ろしてハリウッド映画を密かに鑑賞」

Posted June. 05, 2018 08:47,   

Updated June. 05, 2018 08:47

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「私は今、超リアルな世界に暮らしているのか」

2016年、北朝鮮の大学で勉強した米国人のトレビス・ジェファーソンさん(36)は、北朝鮮で暮らしていた当時、毎日明け方5時に街中に鳴り響く起床曲「どこにいらっしゃいますか、なつかしい将軍様」の音で驚いて飛び起きた。

北朝鮮を3度旅行した彼は、北朝鮮をもっと詳しく知りたいと思い、2016年夏の1ヵ月間、金亨稷(キム・ヒョンジク)教育大学で勉強した。しかし、北朝鮮での生活は彼を精神的に苦しめた。一般の米国人であるにもかかわらず、外出のたびに2人の北朝鮮人の監視人がついた。彼は今でも誰かが自分を監視しているという混乱に陥る時があるという。彼は、北朝鮮で体験した話を構成した本『平壌(ピョンヤン)でまた会いましょう(See You Again in Pyongyang):金正恩(キム・ジョンウン)の北朝鮮への旅行』を先週、米国で出版した。

 

ジェファーソンさんは3日(現地時間)、米紙ニューヨーク・ポスト、デイリー・メールなどとのインタビューで、「平壌で動物園に遊びに行った時、大きな衝撃を受けた」とし、「住民たちがぼんやりと犬を眺めていた」と話した。「約6千種類の動物がいる」という動物園の宣伝とは違って、目に見えるのは犬と猫しかいなかったという。人間の食糧も不足しているため、動物にまで神経を使うことができない北朝鮮の現実を目撃した瞬間だった。

 

彼は、金正恩政権の住民統制力が大きく落ちていると伝えた。一度、北朝鮮政府の官僚の家を訪れ、一緒にテレビを見ていた時、突然、その官僚が立ち上がって、カーテンを下ろしてテレビを消した。そして、どこで手に入れたのか、ハリウッド映画「ズートピア」の海賊版DVDを持ってきて、一緒に見ようと言ったというのだ。

ジェファーソンさんは「北朝鮮は画一的な社会だが徐々に変化の風が吹いていて、ファッションで変化を最初に感知できる」と話した。男性はカラフルな半袖シャツを着て、コピーではあるがローレックスの時計をはめたりもする。最近、北朝鮮女性たちの最高の流行は靴下の上にハイヒールを履くことだという。

本のタイトルから分かるようにジェファーソンさんは北朝鮮の生活は大変だったが、住民たちは親切で優しく、また行きたいと話した。彼は昨年にも2週間、北朝鮮を訪れ、学業を続けた。今年も行きたいが米国人大学生オットー・ワームビアさんの死亡事件後、北朝鮮への旅行はできなくなった。米朝首脳会談が成功して米国の北朝鮮旅行の禁止が解ければ、彼の北朝鮮行きも可能になる。


鄭美京 mickey@donga.com