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上海臨時政府の2つ目の庁舎、位置を確認

上海臨時政府の2つ目の庁舎、位置を確認

Posted April. 10, 2018 08:23,   

Updated April. 10, 2018 08:23

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「我が大韓民国は、我が国が独立国であること、我が民族が自主の民であることを宣言する。…4月11日に発布した十か条の臨時憲章を基本にした臨時憲法を制定し…」

4月11日の大韓民国臨時政府樹立99年を控え、1919年当時、中国・上海にあった臨時政府の霞飛路庁舎の位置が初めて確認された。霞飛路庁舎は、1919年9月6日に臨時政府が議政院会議を開き、3・1運動の後に国内外に組織された上海と漢城、露領(沿海州)臨時政府を統合する改憲案を通過させた歴史的な場所だ。初の議政院会議が開かれた金神父路庁舎に続き2つ目の正式な庁舎と評価されている。

 

臨時政府は1919年8~10月、この庁舎で連通府と交通局を設置し、国内外をつなぐ独立運動を活発に展開した。霞飛路庁舎の位置は1992年の韓中国交正常化の前から政府と学界が調査してきたが、臨時政府樹立100年を控えても見つからず、長年の念願だった。

国史編纂委員会のキム・グァンジェ研究官は、「中国で最近発見された1920年製作の上海フランス租界図で2015年に公開された霞飛路庁舎の写真の住所321号(当時の番地数)を捜し、今日の地図と対照させて庁舎の正確な位置を確認した」と9日、東亜(トンア)日報に明らかにした。キム研究官によると、霞飛路321号は今日の淮海中路651号だという。庁舎に使われた建物は1920~30年代に撤去されたと推測され、今はデパートが建っている。


趙鍾燁 jjj@donga.com