Go to contents

宝くじマンションのモデルハウスのオープン初日

宝くじマンションのモデルハウスのオープン初日

Posted March. 17, 2018 07:33,   

Updated March. 17, 2018 07:33

한국어

18日、ソウル瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)にオープンした「ディエイチザイ開浦(ケポ)」(開浦住公8団地の建て替え)マンションのモデルハウスには、午前9時ごろから観覧客1000人余りが長い列を作った。この日一日だけで1万5000人ほどの予備申込者が訪れた。ソウル松坡区蚕室洞(ソンパグ・チャムシルドン)から来た主婦のパク・チンヨン氏(44・女)は、「『宝くじ分譲』という言葉に4時間も待って入場した」と話した。

施工会社である現代(ヒョンデ)建設は、日曜日までの3日間、最大で5万人の観覧客がモデルハウスを訪問するだろうと予想している。これは2015年11月に松坡区可楽洞(カラクドン)で分譲した「松坡ヘリオシティ」以降、ソウルの新規分譲団地の中では最大の人出である。

周辺相場に比べて安価な分譲価格が、ディエイチザイ開浦の興行要素である。ここの3.3平方メートルあたりの平均分譲価格は4160万ウォンで、専用面積84平方メートルが14億ウォン程度である。近くの開浦洞で2016年3月に分譲した「開浦来美安(レミアン)ブレスティジ」の同じ面積の分譲権の売り物が21億ウォンもする点を勘案すれば、相場より30%以上も安価である。

一般分譲の戸数が1690戸で、他の建て替えに比べてはるかに多いからでもある。昨年9月に分譲する時「宝くじ団地」で注目され、平均168対1の分譲申込競争率を記録した瑞草区蚕院洞(ソチョグ・チャムウォンドン)の「新盤浦(シンバンポ)セントラルザイ」の場合は一般分譲分が142戸だった。これまで江南(カンナム)再建築の分譲申込で毎回落ちていた需要者の多くが、今回の申込に期待をかけている雰囲気である。

同日、モデルハウスを訪れた観覧客はその大半が40、50代の実需用者だった。ソウルなどの投機過熱地区で分譲される専用面積85平方メートル以下のマンションは、当選者全員を申込加点制で選ぶ。専用85平方メートルを超える住宅も、50%の加点制が適用される。扶養家族が多く、無住宅期間の長い中高年層の当選確率が高いことになる。

現代建設のパク・ユンソ分譲所長は、「この団地は中間金融資が提供されない」とし、「分譲価格の70%前後の自己資本を持った状態で申し込まなければならず、小さな物件も7億ウォンの現金を持ち合わせていなければならない」と話した。

専門家らは、21日に予定されているこの団地の申込結果が、今後の江南圏不動産市場の雰囲気を分けるだろうと予想している。モデルハウスの人気ほど申込み競争率が高ければ、「資金力のある実需要がまだ豊富である」というシグナルになりかねない。一方、ヤン・ジヨンR&C研究所長は、「この団地が興行に失敗した場合、他のマンションの所有者も売値を上げるのは難しいだろう」と語った。


千浩晟 thousand@donga.com