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李陸史―尹東柱の直筆原稿が文化財になる

李陸史―尹東柱の直筆原稿が文化財になる

Posted February. 28, 2018 09:10,   

Updated February. 28, 2018 09:10

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文化財庁は李陸史(イ・ユクサ)の直筆原稿「蝙蝠」と尹東柱(ユン・ドンジュ)の直筆原稿などの抗日独立文化遺産5件を、文化財に登録予告したと、27日明らかにした。日本植民地時代に韓国作家が書いた原稿が文化財に登録されるのは今回が初めてだ。

「蝙蝠」は、日本植民地時代の韓国民族の現実を洞窟にぶら下がって生きていくコウモリに例えた作品である。当時、日本帝国の事前検閲で発表できかったが、1956年の「陸史詩集」に初めて収録されて一般に知られた。肉筆原稿は遺族が所蔵していたが、慶尚北道安東市(キョンサンブクド・アンドンシ)にある李陸史文学館に寄贈した。

尹東柱の直筆原稿は、故人が残した唯一の原稿であり、改作した作品を含めて、144本の詩と散文4本が盛り込まれている。「空と風と星と詩」のように、個々の原稿を一つにまとめた詩集3冊と散文集1冊、シート状の原稿で構成されている。尹東柱の妹であるユン・へウォンと延禧(ヨンヒ)専門学校の同級生であるカン・チョジュン、チョン・ビョンウクが保管てきたが、2013年に延世(ヨンセ)大学に寄贈した。

1919年4月11日に設立された大韓民国臨時議政院が同年8月17日までに行った会議議事録の文書と大韓民国臨時政府が唯一発行した歴史書である「国際連盟提出朝日関係史料集」、独立運動家でジャーナリストである張孝根(チャン・ヒョグン、1867〜1946)が1916年から1945年までを記録した日記も、文化財として登録予告された。光復(日本植民地から独立)後、帰国した同胞と韓国戦争の避難民のために牛を飼っていたバラックを、住居施設に変えた「釜山牛岩洞(プサン・ウアムドン)のソマク町の住宅」も一緒に登録予告された。


柳原模 onemore@donga.com