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民主労総委員長に最長鉄道ストと主導したキム・ミョンファン

民主労総委員長に最長鉄道ストと主導したキム・ミョンファン

Posted December. 30, 2017 09:47,   

Updated December. 30, 2017 09:49

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キム・ミョンファン元鉄道労組委員長(52・写真)が、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の新しい委員長に選ばれた。ハン・サンギュン委員長の服役によって求心点を失った民主労総が新指導部を構成したことで、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が公言した労使政の対話が再開されるかに注目が集まっている。

民主労総は、22〜28日に行った第9期の役員の決選投票で、金元委員長が21万6962票(66%)を獲得して、8万9562票(27.3%)にとどまったイ・ホドン候補を引き離して委員長に当選したと、29日明らかにした。任期は来年1月1日から2020年12月31日までの3年間である。今回の決選投票では、在籍有権者79万2899人のうち、32万8630人が参加し、投票率は41.4%にとどまった。無効票も2万2106票も出た。

キム氏は、鉄道労組委員長だった2013年12月、水西(スソ)発KTX(現在のSRT)の民営化阻止を主張し、民主労総の本部のあるソウル中区(チュング)の京鄕(キョンヒャン)新聞社屋に潜伏したまま、鉄道労組史上最長(23日)のストライキを主導した。以後業務妨害容疑で起訴されたが、今年2月、最高裁で無罪確定判決を受けた。キム次期委員長の選出により、民主労総の強硬闘争路線が維持されるだろうという見通しが出ている。

ただし、金氏は民主労総の「国民派」に分類される。国民派とは、ハン委員長が中心の「現場派」より穏健だという評価を受ける。キム次期委員長は、労使政対話を巡って、「できないことなどない」という態度を示しているが、現在の労使政委員会を拒否して、大統領と労使代表などが参加する「8者会議体」を主張しており、労使政対話がすぐに実現するのは難しいだろうという分析が支配的である。キム氏は同日、当選の感想で、「設立から20年が経った労使政委は正常に機能していない」とし、「文大統領に面談を要請したい」と語った。



柳聖烈 ryu@donga.com