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韓国の高齢者扶養率の上昇幅、OECD加盟国で最高

韓国の高齢者扶養率の上昇幅、OECD加盟国で最高

Posted December. 18, 2017 09:26,   

Updated December. 18, 2017 09:49

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韓国人の高齢者扶養率が2050年までに35年間3.7倍に増加して、上昇幅が経済協力開発機構(OECD)諸国の中で最も大きいだろうという見通しが出た。

17日、OECDの「一目で見る年金2017」と題した報告書によると、韓国の高齢者扶養率は2050年は72.4%で、2015年の19.4%の3.7倍に伸びると予測された。OECD平均(1.9倍)の2倍水準であり、20~64歳の労働人口100人に依存する65歳以上の高齢者数が2015年の19人から2050年は72人に増えるという意味だ。

これにより、OECD35カ国のうち32位(2015年)だった韓国の高齢者扶養率順位は、2050年は日本(77.8%)、スペイン(77.5%)、ギリシャ(73.4%)、ポルトガル(73.2%)に次いで5位へと高まるものとみられる。高齢者扶養率の急激な増加は、人口の高齢化に加えて出生率が世界最低水準であるためとみられる。

一方、老後に備える年金への韓国の公共支出額は、2013 ~2015年の国内総生産(GDP)比2.6%から2050年は6.3%に増えるのにとどまる見通しだ。OECDは「多くの人々に対して、適切な年金を確保するため、高齢者雇用をさらに増やす必要がある」とし、「引退年齢に合わせた年金給付の調整を実施する一方、年金システムの財政バランスの確保に柔軟性を付与しなければならない」と明らかにした。



金潤鍾 zozo@donga.com