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亡命兵士を救ったイ・グクチョン医師、文大統領と茶談会

亡命兵士を救ったイ・グクチョン医師、文大統領と茶談会

Posted December. 02, 2017 10:27,   

Updated December. 02, 2017 10:47

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「少領、イ・グクチョン!」


北朝鮮亡命兵士の治療を行い、国民的英雄となった亜洲(アジュ)大学病院圏域外傷センター長のイ・グクチョン教授が1日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と握手し、官姓名を名乗った。文氏は兵士の救助や治療に尽力した共同警備区域(JSA)警備大隊の韓米将兵やイ氏を大統領府に招待し、茶談会を開いてねぎらった。


イ氏は、少領階級章をつけた海軍の制服を着て茶談会に出席した。イ氏は2011年、「アデン湾の黎明」作戦当時、ソク・ヘギュン船長を助けた功労で2015年に海軍名誉大尉に任官され、今年4月、少領に昇級した。イ氏は、文氏が現れる前に宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官に挙手敬礼した。


イ氏は、文氏を公式表現の「大統領様」ではなく「大統領却下」と呼んだ。イ氏は「誇らしいのは、大統領却下が空輸部隊員でいらっしゃったことであり、私たち皆一時、現役軍人だったことです。有事が起これば、同じことをするでしょう」と話した。


文氏も、軍服務時代の経験を話した。文氏は、「私も以前、板門店(パンムンジョム)斧蛮行事件の時、ポプラ伐採作戦に参加したことがあり、あの地域がどれほど危険な地域かよく知っている。皆さんが正確で冷静に状況を管理したことで、大きな危機状況に発展しなかった」と称賛した。特戦司令部出身の文氏は、1976年の板門店斧蛮行事件当時、ポプラ伐採作戦に投入されたことがある。


文氏は、「重症外傷センターが1次的な外傷治療にとどまるのではなく、トラウマまで治療できるシステムを整えているのか調べよ」と同席した参謀に指示した。宋長官は、「今日、国会でもこの点に関する指摘があり、緊急搬送ヘリコプターの購入を計画より操り上げて、2018年と2019年にそれぞれ4機、計8機を導入するよう予算を配分する計画だ」と話した。





ハン・サンジュン記者 alwaysj@donga.com