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高さ70メートルの鉄塔監視カメラ、北朝鮮兵士亡命の一部終始が

高さ70メートルの鉄塔監視カメラ、北朝鮮兵士亡命の一部終始が

Posted November. 23, 2017 07:29,   

Updated November. 23, 2017 08:26

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国連軍司令部が22日に公開した監視カメラの映像には、緊迫した北朝鮮兵士の亡命の瞬間だけでなく、その前後の状況まで含まれている。兵士が運転する小型四輪駆動車が軍事境界線(MDL)に突進する様子やそれを追いかける北朝鮮軍兵士の姿、無差別の銃撃を上から見下ろすように撮影された。

主要な瞬間を拡大し、被写体を追いかける映像は一つの映画を見ているようだ。これは、板門店(パンムンジョム)韓国側の「自由の家」西側地域に建てられた鉄塔の監視カメラが捉えた生々しい光景だ。韓国軍が2013年に建てたこの鉄塔は約70メートル高さで、監視カメラをはじめ高性能の監視装備が設置されている。

鉄塔の監視カメラなどの監視装備は、韓米JSA警備大隊状況室で遠隔操縦で作動する。この鉄塔は、2012年下半期に北朝鮮軍が板門閣の周辺に鉄塔監視装備(高さ約60メートル)を建てたことで、韓国軍が対抗して建てたものだ。この監視鉄塔は、北朝鮮軍の鉄塔より10メートルほど高く、監視能力も優れている。晴れた日には板門閣から北に約10キロメートル離れた地域の北朝鮮軍の動向も把握できるという。



尹相虎 ysh1005@donga.com