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全国を揺さぶった地震、浅く多くなった

Posted November. 16, 2017 09:04,   

Updated November. 16, 2017 09:11

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15日、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)でマグニチュード5.4の地震が起きた。昨年9月に慶尚北道慶州(キョンジュ)でマグニチュード5.8の地震が起きてからわずか1年2ヶ月ぶりのことだ。規模は慶州よりも小さいが、震源地ははるかに浅く、被害は慶州に劣らないか、より大きいものとみられる。慶州大地震当時、韓国の現代気象観測以来の最大規模であり、数百年に一度起きるレベルだと言われているマグニチュード5台の地震が、わずか1年余りでまた起きたことを受け、市民の不安が高まっている。

同日、浦項では前震と余震を含めて、一日に9回も地震が発生した。最初の地震は午後2時22分32秒に浦項北区(ブクグ)の北側7キロの地域で起きた。マグニチュードは2.2だった。続いて12秒後、浦項北区の北西側7.4キロの地域でマグニチュード2.6の地震が相次いで発生した。

二度の前震があってから7分後である午後2時29分31秒に、浦項北区から北側の9キロ地点で、昨年の慶州地震に迫るマグニチュード5.4の本震が起きた。慶州地震より規模は小さかったものの、震源の深さはわずか9キロに過ぎず、地表面で感じる強さははるかに強かった。慶州地震時の震源地の深さは15キロだった。最近、イランとイラクの国境地域で発生したマグニチュード7.8の地震の震源地の深さは23.2キロだった。本震後も6回の余震が続いた。本震発生から4分後の午後2時32分59秒に北区の北側から7キロ地点で発生したマグニチュード3.6の余震を皮切りに、30分間マグニチュード2.4~3.6の余震が続いた。

同日の地震の余波は、ソウルなど、数百キロも離れた地域でも感じられるほど強かった。特に、浦項の北区に位置している韓東(ハンドン)大学の外壁が崩れ、車両8台が破損した。浦項市の一帯では7人が負傷したと伝えられた。ポスコなどの産業施設には特別な被害がないことが伝えられた。原子力発電所には異常がないと、韓国水力原子力は明らかにした。浦項市の周辺には、月城(ウォルソン)1~4号基など12基が位置しており、このうち6基が稼動中である。



李美智 image@donga.com