昨年冬、京畿水原市(キョンギ・スウォンシ)に現れて、膨大な排泄物と鳴き声で大きな被害を与えたカラス数千羽が、今年も水原に飛んでくる確率が高いことが分かった。
水原市は8日、ビッグデータ分析の結果、先月16日に探索組の役割を担当した複数のカラスが水原市内に現れたことから見て、今年の冬もカラスの群れが出没すると見られると明らかにした。市のビッグデータの分析担当者は、「昨年も探索組のカラスが現れてから間もなく、カラスの群れが押し寄せてきた」と説明した。
水原には昨年12月初めから今年2月まで、八達区仁溪洞(パルダルグ・インゲドン)、勧善区(クォンソング)勧善1洞一帯に、カラス2000~3000羽が飛んできて、住民たちを大変苦しめたことがある。カラスの排泄物が駐車した車に大量に落ち、昼夜を問わぬ鳴き声にストレスを受けた。カラスのために仁渓洞にあるニューコアアウトレット東水原店を含め、仁渓洞周辺の商店街が15分間停電したこともある。
分析の結果、カラスが頻繁に出没した地域は、東水原交差点(35回)、仁渓交差点(15回)、ナ・ヘソク通りの一帯と仁渓洞ボックス(各8回)の順だった。水原市は、これらの出没予想地域にカラスの群れの注意プラカードをかけて、なるべくこの一帯に駐車しないように広報する予定だ。
南坰鉉 bibulus@donga.com