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韓国人の10人に8人の割合で「延命治療を受けない」

韓国人の10人に8人の割合で「延命治療を受けない」

Posted October. 31, 2017 09:29,   

Updated October. 31, 2017 09:34

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韓国人10人中8人は、人工呼吸器着用などの延命治療について否定的に考えていることが分かった。建陽(コンヤン)医科大学病院経営学科のキム・グァンファン教授チームは、「昨年9月、20歳以上の成人346人を対象に延命治療を希望するかどうかを問うアンケートを行った結果、このようなことが分かった」と、30日明らかにした。「延命治療」とは、回復の可能性は低いが、生命を維持するために末期・臨終期患者に心肺蘇生術、血液透析、人工呼吸器着用などを行う医学的施術を意味する。

詳しく見れば、延命のための抗生剤投与に回答者の79.2%が「受けない」と答えた。また、「臨終直前に人工呼吸を拒否したい」との回答も80.1%だった。治療を受けないとする割合も、血液透析が82.4%、心肺蘇生術が77.2%だった。

宗教を持つ人が、宗教を持たない人に比べて自然な尊厳死に積極的だった。宗教を持つ188人は、抗がん剤投与中止(80.3%)、人工呼吸中止(81.9%)、血液透析中止(85.1%)、心肺蘇生中止(79.3%)など、相対的に延命治療に否定的に答えた。キム教授は、「宗教人は死んだあとも、他の世界があると信じているので、臨終に際して無意味な命の延長について、より断固とした立場を取っているような気がする」と説明した。臨終を控えた患者が延命治療の実施如何を自分で決めさせる「延命医療決定法」は、来年2月から本格施行される。これに先立って、今月23日からモデル事業が開始された。



金潤鍾 zozo@donga.com