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ゴールデンウィーク、飼い主は旅行へ…ペットホテル「満室」

ゴールデンウィーク、飼い主は旅行へ…ペットホテル「満室」

Posted October. 03, 2017 08:57,   

Updated October. 03, 2017 09:14

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10日間の長い連休が始まった1日、ソウル江南区(カンナムク)の猫ホテル「キャッテリエ」の14の部屋は、秋夕(チュソク、陰暦8月15日)前日、「入室」予定の2室を含め満室だった。ここでは、自分のなわばりを守る猫の習性を尊重して、一猫一室を原則とする。広く歩き回るよりも縦に移動することを好む猫のため、各部屋にキャットタワーが設置された。

一泊の宿泊料金は日当たりや広さによって3万ウォンから5万5000ウォン。価格帯が人間の宿泊料金と大差ないにもかかわらず、同日会ったシン・ジンソプ代表の携帯電話は入室の問い合わせの電話で鳴りっぱなしだった。5歳のターキッシュアンゴラを預けて8泊9日の予定で出国したイさん(40)は、「猫は慣れない場所を嫌うので、行ったことのある所に預けるしかない」と話した。

連休に国内や海外旅行をする人がペットを信じて預ける所を探すので、ペット専用のホテルは大盛況だ。最近では一人暮らしが増え、独立心の強い習性の猫を飼う人が多くなり、猫ホテルも増加している。最近発足した韓国猫ホテル協会には20ヵ所ほどが参加した。

全国的に800~900と推定される愛犬ホテル(愛犬カフェ、ペットを預かる動物病院も含む)はますます高級化する傾向だ。同日訪れた江南区の愛犬ホテル「ガラリア」のロビーは、小型犬と中型犬が飛び回り、足の踏み場がなかった。1泊5万ウォンのスタンダードルームから日当たりの良い最高級スイートルーム(10万ウォン)まで13の部屋がすでに満室だった。飼い主がいつでも犬を見ることができるよう各部屋にカメラがついている。

1歳の愛犬を2日にホテルに預けて家族旅行に出発したイ・ヒョンソンさん(41)は、「低級の動物ホテルや動物病院では狭い檻に入れるのが普通だ。連休が長く『ペットシッター』を探せなかった」と話した。年中無休のガラリアのキム・ユジョン代表は、「安全のために別の犬に被害を与える可能性のある犬は隔離して管理する。大型犬は最初から受け入れない」と話した。

高級ペットホテルでも遺棄は珍しい話ではない。契約期間が過ぎても追加料金を払わなかったり、ペットを迎えに来ないこともある。多くのホテルは「契約満了後一定期間が過ぎれば遺棄と判断する」という条項を契約書に明示する。しかし、ホテルとしても生きている動物を保健所に送ることは容易ではない。新しい里親の下にいくよりも、安楽死の可能性が高いためだ。

2015年に猫を預けて1年近く迎えに来なかった飼い主に未納料金の請求訴訟を起こしたシン代表は、「ペットを捨てた行為で処罰を受けることを望む」と話した。来年3月に施行される動物保護法施行令により、ペットを捨てる飼い主に科される過料が、現行100万ウォンから300万ウォンに引き上げられる



洪禎秀 hong@donga.com