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医療用大麻の合法化の動き、なぜ?

Posted September. 25, 2017 09:41,   

Updated September. 25, 2017 09:46

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大麻は使い道の多い植物だ。葉と花を乾燥させてタバコの形で作ったのが麻薬類である大麻だ。一方、茎から得た繊維で作った生地が麻だ。鎮痛剤や癲癇(てんかん)、認知症などの病気の治療薬としても使われる。しかし、国内患者らはこのような治療剤をを使うことができない。薬効のある大麻の葉と花は研究用にのみ使用できるからだ。

最近、医療用大麻を合法化しようという動きが起きている。今年6月、「医療用大麻の合法化運動本部」を立ち上げたカン・ソンソク牧師(38)は、「韓国は医療用大麻においては『ガラパゴス』と同じだ」と話した。カナダや米国、スウェーデン、ドイツなどで医療用大麻は合法となっている。薬物処罰の厳しい日本と中国も制限的に医療用大麻を許可している。

海外の研究によると、大麻の主成分の一つである「テトラヒドロカンナビノール(THC)」は、認知機能の低下を防ぎ、アルツハイマー性認知症の原因物質を減らすのに有効である。もう一つの成分である「カンナビジオール(CBD)は、てんかんと認知症の治療に効果がある。英製薬会社がこの成分で作った多発性硬化症治療薬「サティベックス」はすでに流通している。

実際、一部の患者の家族や医療関係者が医療用大麻の治療薬を海外から直接購入しているが、関税庁や検察に摘発されれば捜査を受けなければならない。

現行の麻薬管理法上の麻薬類はアヘンで作られた麻薬、向精神性医薬品、そして大麻に区分される。このうち大麻を除く他の麻薬類は、医療用として使用できる。強力な鎮痛剤であるモルヒネは、アヘンで作る。依存性の強い薬物である向精神医薬品「プロポフォール」は、睡眠内視鏡麻酔に不可欠である。現在、国内麻栽培農家では、茎を除く残りの部分はすべて焼却処分するが、これを医療用に活用すれば付加価値を創出できると分析される。麻を栽培する慶北安東市(キョンブク・アンドンシ)が、市長まで出て医療用大麻の合法化を積極的に支持する理由だ。

政府と国会も、医療用大麻の必要性はある程度共感する。2015年11月、食品医薬品安全処は、医療用大麻を合法化する内容の麻薬類管理法の改正案を政府立法で発議した。しかし、第19代国会は資料が不十分で時期尚早だという理由で、法案の議論を次の国会に先送りした。



金鎬卿 kimhk@donga.com