Go to contents

大規模試験の記述式問題を自動採点、韓国教育課程評価院がプログラムを開発

大規模試験の記述式問題を自動採点、韓国教育課程評価院がプログラムを開発

Posted September. 21, 2017 09:20,   

Updated September. 21, 2017 09:21

한국어

大学修学能力試験(修能)など様々な試験に記述式質問を導入すべきだという声が後を絶たないが、採点の難しさがネックとなってきた。ところが、大規模な試験で主観問題を採点できる技術的基盤が出来上がった。

韓国教育課程評価院は20日、大規模試験で生徒たちが作成した記述式答案を効果的に採点できる「韓国語の記述式問題の自動採点プログラム」を開発し、最近4件の特許を取得したと明らかにした。

韓国語は助詞や語尾を活用して様々な形で類似の意味を表現でき、語順が比較的自由で省略が頻繁なので、機械ではなかなか処理できない言語に挙げられる。評価院は、「蓄積された韓国語の自然言語処理技術と機械学習基盤の自動分類原理を活用してプログラムを設計することにより、一つの文章程度の答案を正確に採点できるレベルとなっている」と明らかにした。

評価院が開発した自動採点プログラムを、2016年の国家レベルの学力評価の票集採点に実際に適用した結果、人が直接行った採点より正確であることが分かった。学力評価で、単語・句レベルの答案を要求する質問に対して、複数の採点者が自動採点プログラムを利用して採点した後、結果を比較すると、採点者間の結果が一致する回答の比率(一致度)は、国語と科学は100%、社会は99.6%だった。

一方、複数の採点者が直接行った採点者間の一致度は、国語が97.5%、科学は99.3%だった。これは多くの採点を手がけると、疲れや、主観的判断も介入することから、一貫性が落ちるためと分析される。評価院のノ・ウンヒ研究委員は、「タブレットPCなどを利用した解答作成方式が導入されれば、修能でも十分に記述式問題の出題と採点が可能である」と語った。

1



柳德泳 firedy@donga.com