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生理用品の海外からの直接購入が1週間で7倍も急増

生理用品の海外からの直接購入が1週間で7倍も急増

Posted August. 26, 2017 10:17,   

Updated August. 26, 2017 10:22

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25日、様々なインターネットコミュニティには、「生理用ナプキンを海外から直接購入した」という書き込みが殺到した。「ケクタンナラ(きれいな国という意)」のリリアン生理用ナプキンが副作用を起こすという疑惑で販売中止となり、海外有機生理用ナプキンや生理カップなどの代替材を探している人が増えたからだ。しかし、これらのものも同様に有害物質から自由ではなく、慎重に選択しなければならないという指摘が出ている。

海外配送代行会社「モルテール」は、自社の健康食品専門ショッピングモールにおける生理用品の海外からの直接購入件数を集計した結果、18日から24日までの注文量が、前週比約6.6倍も増えたと明らかにした。綿とオーガニック素材を使うことで知られている外国生理用ナプキン製品の注文は、一日平均12件ぐらいだったが、最近は1000件以上に増えた。

しかし、食品医薬品安全処(食薬処)は、海外製品の使用にも注意が必要だと呼びかけている。食薬処によると、リリアン生理用ナプキンの副作用の原因と推定される揮発性有機化合物(VOCs)の管理基準は、韓国だけでなく世界のどこにもない。米国は、生理用ナプキンを医療機器に分類して管理しているが、欧州連合(EU)と日本はそれぞれ生活用品と医薬部外品で管理する。医療機器として管理する米国でも、とある女性環境団体が自国内流通生理用ナプキンの有害物質について分析した結果、スチレン、トルエン、クロロホルムなどのVOCsが多数検出されたことが分かった。

綿生理用ナプキンや生理カップ・生理ショーツのような使い捨てでない製品も、完全に安全ではない。綿やシリコンなど、安全な素材を使い、直接洗浄できるという長所のため、多くの女性が求めているが、きちんと洗浄しなければ問題が起きる。第一(チェイル)病院産婦人科のミン・ウンギ教授は、「洗浄剤などの化学物質が残って問題を引き起こす可能性があり、体内に挿入する製品は汚染物質による感染の可能性もある」と話した。

同日、食薬処が生理用ナプキンの安全性・有効性の審査規定を簡素化したことで、今回の事態を招いたという指摘が提起された。食薬処は昨年6月、人体に直接触れない接着剤のような成分を新たに使用する場合、同様の用途の製品(おむつ等)に使用された事例があり、使用中に人体露出の懸念がないと証明さえすれば、該当成分の安全性・有効性審査を免除するように法律を改正した。



李美智 image@donga.com