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宋惠敎・徐敬德氏が京都で「韓国遺跡地のガイドブック」を配布

宋惠敎・徐敬德氏が京都で「韓国遺跡地のガイドブック」を配布

Posted August. 16, 2017 10:25,   

Updated August. 16, 2017 10:37

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「このような小さなこと一つが、京都を訪問する韓国人観光客に役立ち、海外に広がっている私たちの歴史遺跡について少しでも興味を持つようになることを願います」

誠信(ソンシン)女子大学教養学部の徐敬德(ソ・ギョンドク)教授(47)と、海外に韓国歴史を知らせようという趣旨のキャンペーンを手がけてきた俳優の宋惠敎(ソン・惠敎)氏(35)の言葉だ。

第72周年の光復節(日本植民地からの独立記念日)である15日、日本京都では、彼らが製作した「海外で出会った私たちの歴史物語-京都編」というタイトルのガイドブック1万部が配布された。今年の3・1節(独立運動記念日)では、「東京編」が現地で観光客らの手に配られた。今回製作された京都編では、強制徴用された朝鮮人労働者の痕跡が残っている丹波マンガン記念館をはじめ、尹東柱(ユン・ドンジュ)詩碑、高麗美術館、鼻の墓など、京都にある韓国関連歴史遺跡地の紹介や行き方などを盛り込んでいる。韓国人を含め、観光客が多く訪れる京都と大阪地区の民宿10か所に置かれている。徐教授が企画と製作を手がけ、宋氏が製作費全額を後援した。

徐教授は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「京都編には、日本植民地時代に行われた強制徴用の不当性を知らせ、その過程で犠牲になった朝鮮人労働者の人生を知らせるために丹波マンガン記念館を盛り込んだ」と言い、「美術館や博物館などにこの資料を置くため、日本の地元機関に協力を求めたが、実現されず、観光客が多く訪れる民宿を選んだ」と話した。

彼らが海外で韓国語と現地語で製作されたガイドブックを配布したのは、6年前にさかのぼる。海外の有名美術館や韓国歴史遺跡で配布事業を開始した徐教授の活動を見て、宋氏が参加意思を明らかにしてからだ。徐教授は、「普段から韓国歴史に関心の多かった惠敎さんが、意味ある活動を支援したいと快く参加してくれた」と言い、「惠敎さんの全額後援で事業が続いている」と話した。

このガイドブックは、臨時政府庁舎が位置している中国重慶と李儁(イ・ジュン)烈士の記念碑が建てられたオランダのハーグなどをはじめ、5カ国、18カ所に置かれている。今後、ロシア・ウラジオストクなど韓国歴史と関連の深い海外都市へと活動を広げていく計画だ。

宋氏はこれまで、慰安婦被害者の生活施設「ナヌムの家」にも地道に寄付してきたことが知られている。最近宋氏との結婚を発表した俳優・宋仲基(ソン・ジュンギ)氏(32)も、強制徴用の歴史を素材にした映画「軍艦島」に出演して、「韓流とは関係なく俳優として言うべきことは言わなければならない」という所信発言をしたこともある。

一方、光復節(日本植民地からの独立記念日)を迎えて、スター芸能人たちがソーシャルネットワークサービス(SNS)に太極旗(テグッキ=韓国国旗)の写真とメッセージを込めた文を相次いで掲載した。俳優のコ・ギョンピョ、ユン・ギュンサン、キム・ソヒョンなどはインスタグラムに太極旗の写真を掲載して光復節を記念した。スーパージュニアのメンバーのイェソンは、「祖国の光明を取り戻した日、光復節72周年」という文を掲載し、歌手ぺク・アヨンは、「今の大韓民国を存在させてくださった多くの犠牲者の方々を記憶し、その方々に感謝しながら光復節を有意義に過ごせたらと思います。大韓独立万歳!」と書いた。



ユ・ウォンモ記者 onemore@donga.com