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韓国を目指した脱北家族5人、中国公安に逮捕されて服毒自殺

韓国を目指した脱北家族5人、中国公安に逮捕されて服毒自殺

Posted July. 24, 2017 09:57,   

Updated July. 24, 2017 10:22

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韓国行きを望んでいた脱北家族5人が、中国の公安に逮捕され、北朝鮮に強制送還されるのを恐れて服毒自殺する事件が起こった。

 

米自由アジア放送(RFA)は23日、複数の中国消息筋を通じて、「数日前、韓国に行くために中国吉林省延辺を経由して第3国に向かった脱北家族が公安に逮捕される事件が起こった」とし、「彼らは公安によって北朝鮮に強制送還される途中、自殺した」と明らかにした。そして、「この家族は今月初めに川を渡って脱北した」とし、「他の一行と共に第3国を経由して韓国に行こうとしたが、途中ルートである雲南省昆明で公安に逮捕された」と説明した。現地公安が15日にこの家族を含め17人の脱北者を逮捕したと、RFAがある朝鮮族の話を引用して伝えた。

死を選択した家族は、現職党幹部の父、母、息子、娘2人だという。彼らは北朝鮮を離れる時から、もしもの場合に備えて毒薬の一種である「亜砒酸」を持っていたという。RFAは、「この家族は、北朝鮮に送還されて処罰を受けることを恐れて自殺したが、一緒に逮捕された脱北者は、まだ現地の拘留場に拘束されている状態」とし、「まもなく北朝鮮に送還されるものと見える」と伝えた。

野党「正しい政党」のイ・ジョンチョル報道担当は同日、論評を通じて、「脱北者が北朝鮮への強制送還を恐れて命を絶つ状況であるにもかかわらず、北朝鮮の人権のためにつくった北朝鮮人権財団は10ヵ月以上スタートもできない」とし、「野党の時も与党の時も北朝鮮人権に対する政府与党の態度に怒りが込み上げる」と批判した。ある政府当局者は、「外交部をはじめ関連省庁が事実を確認中」と話した。



黃仁贊 hic@donga.com