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米民主下院議員、トランプ大統領弾劾案提出

米民主下院議員、トランプ大統領弾劾案提出

Posted July. 14, 2017 09:22,   

Updated July. 14, 2017 09:43

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米国のトランプ大統領に対する弾劾決議案が米下院で提出された。民主党シャーマン下院議員(カリフォルニア)は12日(現地時間)、トランプ大統領がロシアの米大統領選介入疑惑を捜査したコミー前米連邦捜査局(FBI)長官を解任したことは弾劾理由である「司法妨害」にあたるとし、弾劾決議案を提出した。トランプ大統領を弾劾しなければならないという主張は何度も出てきたが、正式に発議されるのは初めて。

シャーマン議員は声明で「長い道のりの第一歩だ」とし、「(トランプ氏の)衝動的行動や(ホワイトハウスの)機能不全が続けば、いずれ共和党も参加するだろう」と強調した。シャーマン議員は、トランプ大統領の長男のトランプ・ジュニア氏が、ロシア側と接触したという疑惑については、「これ以上トランプ氏側の『ロシアゲート』疑惑が極左の妄想と批判することはできない」と主張した。サンダース米大統領副報道官は同日、定例会見で、「(弾劾決議案は)最悪の政治手法」とし、「全くばかげている」と批判した。

象徴性はあるが、実際に決議案が可決される可能性は低いというのが大方の見方だ。野党の民主党が党論として決議案を推進していないうえ、与党である共和党が上院(100議席中52議席)と下院(435議席中241議席)いずれも多数党だからだ。決議案が可決されるには、下院で定足数の過半数、上院で定足数の3分の2以上が賛成しなければならない。民主党指導部は、特別検察官の捜査の結果を見守る構えだ。



韓基渽 record@donga.com