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国王に忠誠メッセージ、結束するカタール

国王に忠誠メッセージ、結束するカタール

Posted July. 13, 2017 09:50,   

Updated July. 13, 2017 10:01

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「いつよりも国民が結束している」

サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンが主導した「断交事態」で外交的孤立に直面したカタールで、愛国心鼓舞キャンペーンが起こっている。1997年の韓国の通貨基金(IMF)管理体制当時、国民が自発的に行った「金集め運動」を連想させる。

最も注目される愛国心キャンペーンは、タミーム国王の顔をスケッチした白黒でポスターの隣に国民が愛国と忠誠のメッセージを書く「国民署名運動」。国王の顔の絵は、カタールのある若いアーティストが断交事態後、国王に対する愛情を表現するために描いたもので、愛国心を象徴するアイコンとして浮上している。

国王の顔の絵が人気を博すると、一部公共機関がこの絵を大型ポスターに描き、その上に国民が書き込む国民参加運動に拡大した。現在、約20ヵ所に国王のポスターが貼られている。駐韓カタール大使館関係者は、「参加者の数は集計していないが、事実上、全国民(約30万人)が参加しただろう」とし、「最近ではカタールに居住する外国人も積極的に参加している」と話した。

一方、仲裁外交に乗り出した米国のティラーソン国務長官は11日、カタールのドーハで、ムハンマド外相と会談し、テロ組織に対する資金支援を阻止する内容の対テロ協定を締結した。アラブ4ヵ国がカタールに対して抱いているテロ支援疑惑を、米国がそのようなことがないよう保証するということだ。しかし、サウジなどアラブ4ヵ国は、ティラーソン長官の記者会見後、米国とカタールの対テロ協定は十分でないとし、カタールに対する制裁を維持するという共同声明を発表した。



李世亨 turtle@donga.com