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アサド大統領の肖像画が印刷された最高額紙幣が流通

アサド大統領の肖像画が印刷された最高額紙幣が流通

Posted July. 04, 2017 09:36,   

Updated July. 04, 2017 09:45

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シリアでアサド大統領の肖像画が印刷された最高額の紙幣の流通が開始された。内戦が7年間続く中、独裁体制を強化する考えのようだ。代を継いでシリアを統治しているアサド一族は、2000年に死亡したハーフィズ・アル=アサド前大統領に続き息子まで、父子が国家紙幣に顔を入れることになった。

シリア中央銀行は、2日からアサド大統領の肖像画が描かれた2000シリア・ポンド紙幣の流通を開始させたと、国営サナ通信に明らかにした。既存の最高額紙幣1000シリア・ポンドよりも2倍高い新2000シリア・ポンド紙幣は、昨年すでに印刷を終えていたが、内戦状況と為替レートの変動を考慮し、今が適時と判断して流通させたと、中央銀行は明らかにした。

 

アサド大統領が今回、最高額の新紙幣に自分の肖像画を入れたのは、内戦で優位を占めている状況で存在感を確実にし、父親に続き独裁体制を強化するためと見える。

シリア・ポンド紙幣の価値は内戦前の2010年には1ドル=47シリア・ポンドだったが、今は1ドル=500シリア・ポンドに暴落した。



趙東住 djc@donga.com