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米南部アトランタ近隣に少女像設置

Posted July. 03, 2017 09:41,   

Updated July. 03, 2017 09:44

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先月30日(現地時間)、米南部ジョージア州アトランタ近郊のブルックヘブンに、旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像が設置された。日本軍の蛮行を告発する少女像が米国南部に設置されたのは初めて。日本政府が執拗に妨害したが、2015年8月の計画発表から2年で光を見ることになった。アトランタの現地メディアWSBテレビは、「論争の的だった慰安婦少女像がベールを脱いだ」と除幕式を報じた。

元慰安婦で少女像設置を現地の在米韓国人社会に要請した姜日出(カン・インチュル)さん(89)は同日、雨が降る中で行われた除幕式に出席し、黄色の幕を取り払った。姜さんはおかっぱ頭の少女像をなでて目に涙を浮かべた。姜さんは「少女像ができたのはとてもうれしい。少女像の設置に努力して下さった米国市民と在米韓国人の皆さんに感謝する」と語った。

慰安婦の憩いの家、「ナムヌの家」のアン・シングォン所長、少女像製作者のキム・ウンソン氏夫妻も出席した。雨が降ったが、出席者は少女像に傘をさして喜びを分かち合った。ジョージア州公共サービス委員会のティム・コールズ副委員長は、「この雨は、神が泣いているようだ」と言い、ブルックヘイブンのジョン・パク議員は、「少女像と苦痛を受けた人々に歓迎の言葉を伝えたい」と話した。

除幕式は、アトランタ駐在の日本総領事館の篠塚隆総領事が最近「慰安婦は売春婦」と発言し、韓国と中国外交部が非難声明を出したなか行われ、関心を集めた。篠塚総領事は過去にも少女像を「憎しみの象徴」と卑下し、少女像設置を妨害するなど、公憤を買った。



金守蓮 sykim@donga.com